根拠無き予言に必要のない焦り
自分はいま、学びたいことがあって、専門学校やスクールなどの資料を見漁っている。
この間説明会へ行ったとき、ある人からこんなことを言われた。
「一年後くらいには景気は回復しますから、それにむけて早く活動した方がいい」と。
いま持っている心の熱を冷まさないためには必要なことかもしれない。
その時は焦った。はやく必要な情報や技術をかき集め、自分に取り込んでいかなければ、と。
さらに「ひとりじゃなにもできないでしょ。あなたお若いんですから、親にいまは足りない金借りて、あとで仕事で返せばいいじゃないですか」ということも言われた。
だけど、自分にはそのことが、親をまるで金貸しの道具みたいに言ってるように感じてしまって、素直に頷けず、浸透せず、「親だって一人の人間だ」「ひとりじゃなにもできないのは分かっているけど、そんな簡単に頼れない」「親の方が自分よりはやく死ぬ可能性が高いのに、いつ死ぬか分からんのに、そんな未来の約束なんてできない」などと考えた。そして何日間か立ち直れなかった。
ただ、少し時間が経っても、やはり気持ちは変わらなくて。
可能な限り、親への負担を減らしたいと思った。
大人になるまで育ててくれた親にこれ以上、子どもである自分が大きい負担をかけるなんて、そしてその先でのお金を返すという約束を取り付けても、親がいつ死ぬか分からないし、自分だって親より先に死なないとは限らないのだから。
急かしてきて、焦らしてきたのは、学校的には生徒がほしいし、お金もほしいからというのもあると思う。ちゃんと入学を迷ってる人の気持ちに応えてあげたいという想いもあると思う。
でも結局は未来のことなんて誰にも分からないのです。
来年のことだって明日のことだって、秒先のことだって。
だから占い師じゃない人に、根拠もない未来予知のようなことを言われても、焦らなくてもいいんじゃないかって思った。
焦って良かったことなんて無かった。早い人よりは劣るかもしれないけれど、落ち着いて判断して、何がしたいのか、今すべきかを自分の感覚で見極めることが最終的には1番大事なことになると思う。
自分で出来る限りお金を稼いで、親の負担を極力減らして進学したいと思っている。
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