歩いて山手線一周する
めきゅめきゅmeです。僕は先日、歩いて山手線一周をしました。おそらく歩いて山手線一周をしたことがある人は少ないでしょう。(電車で一周した人もさほど多くないと思いますが)このnoteを読んでいる人たち、タイトルを見て山手線一周に興味が湧いてきたのではないですか?そんな人たちのために、今回は経験を基にして山手線一周コースの散歩についてお話します。
山手線一周の概要
山手線一周、本当です
「まず、本当に歩いて山手線一周なんてしたの?」と疑うひともいるでしょう。証拠です。
してます。今回僕は山手線の外回りに沿う形で一周しました。秋葉原駅スタートで、夜9時スタートの朝9時ゴール。歩いた距離は49kmで、約12時間かかりました。
山手線一周散歩の概要
山手線一周は歩くとおよそ45~50km(ルートによります)。所要時間としては12時間が目安となります。全30駅を通過し、スタートした駅へと到着します。山手線の全駅がわからない人は今すぐ調べてください。
歩いた感想
49km、休憩ありだとはいえかなり疲れました。所要時間はかなり早かったほうではないでしょうか。人混みが少し心配だったのですが、雨がゲリラ豪雨に見舞われたり夜スタートだったりで人が少なくて歩きやすかったです。
山手線、歩く際の各区間の特徴
さて、ここからはこれから山手線一周散歩をするであろう皆さんへ向けて、山手線を何区間かに区切ってそれぞれの特徴や感想をお話します。
秋葉原~新橋
秋葉原、神田、東京、有楽町、新橋。この区間は道路と人が多いのでスムーズに進むという点では少し苦労します。また、秋葉原と神田は客引きに注意が必要です。東京駅が大きすぎるので神田駅からのルートで少し迷いやすいのと、どこで到着判定にするか迷います。東京駅を抜けるとすぐに有楽町、そして新橋です。有楽町と新橋はとにかく人が多いです。高架下に飲み屋街ができているのもあって、夜でも人混みがすごかったです。疲れますね。この区間では栄えた街が続いているので、景観に飽きることがありません。
浜松町~品川
浜松町、田町、高輪ゲートウェイ、品川。先ほどの区間と比べ、比較的落ち着いた区間です。浜松町では東京タワーを眺めることができます。ビル群の間に堂々立つ東京タワーは圧巻です。田町~品川は道が一本なので迷うことがありません。高輪ゲートウェイ駅は一本道から寄り道するような形になってしまうので見落としがちです。高輪ゲートウェイから品川は信じられないほど距離が短いです。高輪ゲートウェイ駅を出てすぐに品川駅が見えてきます。腰を抜かさないようにしてください。
大崎~恵比寿
大崎、五反田、目黒、恵比寿。品川駅から大崎駅までのカーブでは線路沿いから外れるので、道に迷わないようにしてください。大崎にはゲートシティ大崎という商業施設があります。寄り道するのもいいですね。大崎~五反田では目黒川を渡ります。素敵ですね。五反田までたどり着くと、そこからは線路沿いに進むことができます。信号も少ないのでありがたいです。五反田と恵比寿は飲食店や居酒屋が多いので誘惑に飲まれないように注意しましょう。
渋谷~新宿
渋谷、原宿、代々木、新宿。一番人混みに巻き込まれる区間です。渋谷はもう言わずもがな人が多いです。どの道を通るのも大変です。渋谷から原宿もかなり距離が近いです。原宿はどの交差点も渡るのに苦労しますね。原宿~代々木では少し高低差があります。この区間では人が少ないほうに分類される代々木は少し心が休まりますね。代々木から新宿もかなり近いのですが、如何せん新宿駅が大きいので到着した感覚が薄いです。新宿はいつだって人が多いです。あと渋谷もそうですが道が汚いです。やめてほしい。
新大久保~池袋
新大久保、高田馬場、目白、池袋。この区間は線路沿いから外れることが多いので道に注意してください。新大久保から高田馬場の間では戸山公園があって素敵です。目白は近くに学習院大学があって、景観はそこまでよくないです。目白から池袋までは道がかなり複雑です。池袋駅が大きいのでこれもまた迷いポイント。あまり特筆すべき点がない区間です。
大塚~西日暮里
大塚、巣鴨、駒込、田端、西日暮里。この区間ではかなり高低差が激しいです。坂道だったり階段だったりが多い区間です。大塚から巣鴨は坂道が大変。気をつけてくださいね。巣鴨~田端まではほとんど線路沿いに進むことができて楽です。駒込駅から田端駅までの間には第二中里踏切という、現存する山手線唯一の踏切があります。レアですね。田端駅から西日暮里の区間は線路よりも高いルートを歩くことができるので、(上のルートを歩けば)大変見晴らしが良いです。素敵な景色を楽しみながら歩けます。
日暮里~御徒町
日暮里、鶯谷、上野、御徒町。山手線も大詰めです。まずは西日暮里から日暮里が近いです。そして日暮里から上野まででは、谷中霊園がある関係上で外回りで歩くことになります。上野駅も大きいですね。前の区間に比べたら上野はかなり人が多いのですこしびっくりしますね。上野まで来れば御徒町は目の前です。上野から御徒町、そして秋葉原駅まではとても分かりやすいルートを辿ることができます。これで山手線一周、終了です。お疲れ様でした。
歩いて山手線一周する際の注意点
1,人が多い
東京の、東京23区の中心地を通る路線。特に線路沿いに歩くというコースの性質上、駅前を通ることが多いので否が応にも人混みを渡ることが多いです。人混みといえばトラブルで有名です。気をつけてください。
2,交通量が多い
東京は交通が発展しすぎています。車はもちろん、自転車や最近流行りのLOOPも大量発生しています。単純に交通事故の確率が高くなります。交通事故にはなんの得もないので、注意をしてください。
3,疲れる
単純に距離が長いのと、上記した2つの点も加味して大きな疲れが襲ってきます。山手線沿いなので最悪の場合は電車に乗ることもできるので、少しは安心してください。
おしまい
タイトルを見て抱いた「山手線一周を散歩したい」という欲望は、このnoteを読んでさらに強く、深くなったことでしょう。とても楽しいので、時間に余裕がある方はぜひ歩いてみてくださいね。では。
余談
僕や僕の友達が散歩した記録を載せていくアカウント「現在散歩中」をぜひフォローみてください。散歩の風景や、動画なんかもアップロードしちゃう予定です。おもしろアカウントになるのでフォローしてください。