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#14 妻への感謝を想う夜
こんにちは!「めおと」ブランドマネージャーの中川です。
夫婦ふたりで楽しむ暮らしのギフトブランド「めおと」。
そんなブランドの立ち上げ秘話をnoteしています。
妻への感謝を想う夜
さてさて前回の続きから・・
▼前回の記事はこちら
展示会の準備が整い、2022年4月、新潟県三条市から東京ビッグサイトへ出陣!
とはいえ、燕三条駅からビッグサイトへは、新幹線で約2時間なんですが。
国際テーブル&キッチンウェアEXPO会場内の、「めおと」のブースに到着した。
![](https://assets.st-note.com/img/1719554851668-2zS3nq2SoA.jpg?width=1200)
ファーストインプレッションは「おぉー!赤い。」
一番小さなサイズのブースながら、商品は包丁1種類だけ。
床と什器は赤く、広々と贅沢な空間使いは、周囲のブースとは明らかな異質さを感じる。
新規ブランドの「めおと」としては、埋没するわけにはいかない。
(これは目立つぞー!)と満足した。
と同時に、ビッグサイトへバイヤー側では何度も来たことがあるが、初めて出展側になったことにドキドキする。
プラスワイズ一営業の上手な、海外部の部長と二人で前日の準備を開始。
作業をしながら、
部長:「社長!そう言えば掛け率どうします?」
※掛け率とは、お店や代理店に定価の何%で販売するかを表す比率。
定価1,000円の商品を掛け率60%で卸す=600円でお店等に販売する。ということになる。
私:「うーんどうしよ。小売店70%、代理店55%とかでどうかなぁ??」
部長:「ちょっと高いかも知れないっすね。」
私:「よくわかんないから、様子見てこ!」
(こんな掛け率で販売できるお店はない。と後々で知るが。)
とまぁ、こんな感じ。余裕を見せてはいるが、実際は何を聞かれるかイメージできていないだけ。
ブースも小さいし、商品は包丁しかないし、準備はすぐに終わった。
「んじゃ、また明日よろしくっ!」ってことで部長と別れる。
夜はホテルの部屋で一人、まだ何も成し遂げていないのに「やっとここまで来たかぁ。」と、気合いと緊張が入り混じった気持ちになっていた。
そしてTwitterには、きちんと妻への感謝。
妻への感謝なくしては、ブランド「めおと」は生まれていない。
明日は素敵なお客様に、たくさん出会えますように。
— 中川勇太|プラスワイズ 社長 (@yuta_plusys) April 5, 2022
ここまで来るまで長かった。いろいろあったからなぁ🥺
まず一番は妻に感謝✨https://t.co/mOtynSVZ1x pic.twitter.com/UANGMTC8iX
妻への感謝
約20年前に東京で妻と結婚をし、縁もゆかりもない新潟県三条市へ連れてきて、 実家が商売をしているものだから、妻には普通の家庭にはない苦労をかけている。
中でも、会社を起業をした後数年は、家に帰るのが毎日夜遅く、起業とほぼ同時に生まれた2番目の子の、子育てを手伝った記憶がまるでない。
また、2017年春から2021年頃まで、中川がうつ病から双極性障害を発症し、ベッドからまともに動けない日々を繰り返していた。その際も妻は、特に取り乱すことなく会社の経理業務と、3人の子供の子育てをこなしていた。
というように、妻に迷惑をかけまくっている中川が、 せめて妻に喜んでもらえる商品を創ることばできれば、、、 という想いから「めおと」は誕生している。
また、その前日の夜、ブランド作りについて下記のようにも投稿している。
ブランド作りは”アイテム”と”思い入れ”が命。
— 中川勇太|プラスワイズ 社長 (@yuta_plusys) April 4, 2022
まずアイテム。ここがショボければ当然ダメ。購入いただいて“いいね”と納得いただく必要がある。
そして思い入れ。アイテムにきちんと“思い”が込められていないと成立しない。
あとは先行投資、プロモーションなど。
もうとにかく最高に楽しくて、難しい!
もうとにかく最高に楽しくて、難しい!
Twitter文中のそれは、この時から2年以上経過している今でも変わらない。
相変わらず、最高に楽しくて、難しい。
というわけで次回は、展示会の本番が始まります。