今年は、猛暑から短い秋を経て急に冬がやってきた。
寝苦しい暑さから、一転急な寒さなので体調コントロールが難しい、との声が聞こえてきた。
私自身も、例年になく寝付きが悪く、寝ているのに寝た感じがしない、すっきり起きられない。年齢のせいなのか?と思ったりもするが、それだけでもなさそうだ。
睡眠は寝ている時間だけでもなく、睡眠休養感の向上が健康のために重要だという。
そこで、睡眠と健康について興味が湧いてきたので「健康づくりのための睡眠ガイド2023」を学んできた。
講師は、東洋大学スポーツ科学部栄養科学科の吉﨑貴大先生。
「健康づくりのための睡眠指針の改定に関する検討会」の構成員のお一人で、今年改定された指針の内容に詳しい。
このガイドでは、健康と睡眠の意義について詳しく研究されていて、「ガイドで推奨している事項」と「睡眠情報」についてまとめている。
ここでは、厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」から、そのポイントだけを抜粋して紹介していく。
よろしかったら、「ガイドのポイント」と併せて「厚生労働省のページ」も参考にしてみてください。
〇睡眠ガイドにおける推奨事項(高齢者、成人、こども別の方向性)の概要
〇睡眠に関する6つの情報についてのポイント
以上を、個別や環境の状況を踏まえてガイドを活用してほしいとのこと。
①良質な睡眠のための環境づくりについて
②運動、食事などの生活習慣と睡眠について
③睡眠と嗜好品について
④睡眠障害について
⑤妊娠・子育て・更年期と良質な睡眠について
⑥就業形態(交代制勤務)と睡眠の課題について
ガイドラインだけでは実践が追い付かない人も多いという。
本ガイドでは、具体的な研究内容やエビデンスが詳しく研究・公表されている。
ボリュームが多いので、研究内容やエビデンスは、ぜひ以下厚生労働省のページを参照し、個々人で活用してみてはいかがだろうか。
https://www.mhlw.go.jp/content/001305530.pdf
なお、講師の先生曰く、睡眠と食事との具体的な関係は、さらに研究を進めている段階だそうだ。
次を楽しみにしたい。
今回もありがとうございました。