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『生きる力』
menuの真骨頂
「menu」は誰もが持っているmenu(知識や経験や想い)を共有できる場。誰かの経験は誰かの知識に、誰かの知識は誰かの経験になり、関わる人達が其々の挑戦を支え合えることを目指いしているコミュニティです。
僕たちは、2020年から農業を開始し、メンバーが其々協力し合いながら自分達の好きな野菜を作り始めました。
そして、2021年 menu史上最大の自然災害に合いました。まだ2年目でしたがw
それは、洪水です。
洪水と言っても、ニュースで見る様なものではなく、自分達の畑が洪水状態になった程度です。
しかし、僕たちにとっては大問題でした。
この年は、例年と比較しても降水量が多く、全国各地で雨の影響により農作物の収穫量が減少しているというニュースが多発していた年でした。
まさか、自分達が被害に合うなんて。
僕たちが借りている農地は浸水し、野菜は根腐れし、壊滅状態。。。。
みんな頑張って育てていたのに。
これからたくさん収穫できると思っていたのに。
採れたての野菜を使ったBBQを楽しみにしていたのに。
![](https://assets.st-note.com/img/1691150704339-cx1SKbLS0a.jpg?width=1200)
かなりショックでした。
もちろん雨量が多いことが一番の理由なのですが、水はけが悪い土地ではなかったので、何か他に原因があるのではと考え、判明した理由がもう一つ。
黒マルチでした。
黒マルチは、雑草対策や、土の温度を保つなど、様々な効果・用途があり、農業者ならだれでも一度は使用したことがあるものです。畑の土の上に敷いてあるビニールのあれです。
僕たちも例外なく、使用していたのですが、使用方法に過ちがありました。
その過ちとは、畝と畝の間にマルチの隙間を作っていなかったことです。畝間が狭かったこともあり、マルチが土の下で繋がっている状態となっていたのです。つまり、雨が降った場合、地中に雨水が浸み込むことがない状態となっていたのです。
雨が少ない日は、保水の効果があるかも知れませんが、今回のように雨量が大量の場合は、地中に水が浸透しないような状態となっていました。
つまり、水たまりを作ってしまっていたのです。。。
排水路を探すのですが、コンクリートで止められていたり、水路まで畦道があったり、水路が畝より高位にあったりと、簡単に排水できる環境ではありませんでした。
仕方なく、バケツで少しずつ排水していた時、メンバーの一人が
「点滴の要領で排水できるかもしれません!!!」
と。
そのメンバーは看護師で救急医療を担当しています。点滴の要領で畑から水を救い上げ、畑より高い位置にある水路に水を送り出す方法を思い付いたのです。(後で調べると「サイフォンの原理」とか言うみたいです)
さっそく、ホースをホームセンターで購入し、皆で挑戦!!
![](https://assets.st-note.com/img/1691151349007-ZYRG2vWenb.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1691151294924-s7PlNUJ2PC.jpg?width=1200)
すると、なんと、排水出来ている!!!
しかも、バケツリレーのように少しずつ、労力を使わずに、半自動的に排水してくれてます!!
![](https://assets.st-note.com/img/1691151502513-RTH6JkexQ8.jpg?width=1200)
水害で、自分達の野菜は壊滅状態なのに、みんな楽しそうなんです!
それも、考案した本人より喜んでる人間もいますw
やったことないこと
どうなるか、答えのわからないこと
辛いこと
めんどくさいこと
きっとその向こう側に楽しみがあるんだなと感じました。
そして、仲間と共にその壁を乗り換えた時に、その楽しみは何倍にも増幅するんだなと。
「誰かの知識は誰かの経験になる」
これぞmenuの真骨頂だなと感じました。
そしてそれは、みんなの「生きる力」に繋がる。
自分だけでは出来ないことでも、誰かがいてくれるだけで一緒に挑戦することが出来たり、勇気をもらえたりする。
そんなことを強く感じれる事件でした。
![](https://assets.st-note.com/img/1691151910757-HBGm5F4U5e.jpg?width=1200)
言わずもがな、これ以降、マルチの使用方法には凄く気を使うようにしてますw
僕たちと一緒に挑戦したい方々はいつでもお待ちしております!