ハーブティーに込めた思い
こんにちは。MENTの坂田です。
第1回の「生きづらさを感じる現代人に届けたい「自分を大切にする時間」」で書かせていただいたとおり、MENTは「日本が抱えるメンタルヘルスの問題を解決したい」という思いから事業をスタートしました。
そんな私たちが、なぜハーブティーを売ることにしたのか。
今日は、私たちがハーブティーを売ることにした理由、ハーブティーに込めた思いについて書きたいと思います。
「できるだけ身体にやさしい方法で」創業者の思い
MENTは、私ともう一人のメンバーの二人で事業を始めました。ハーブティーを販売する案は彼が出してくれたものでした。
彼は以前パニック障害になった経験があり、長い間服薬をしていたそうです。そのとき、彼は薬の副作用に悩まされるとともに、「いつまで薬を飲み続けなければいけないのか」「薬に頼らなければ生きていけないのか」という漠然とした不安を抱えていたそうです。
そんな自身の経験から、できるだけ身体にやさしく、ずっと続けていけるような方法として、自律神経をサポートするハーブティーを考案してくれました。
「本来のリズム」を取り戻すハーブティー
「自律神経って心と関係があるの?というか、ハーブティーで心の不調がよくなるとは思えない」
彼のアイデアを初めて聞いたとき、私は正直そう思いました。
自律神経とは、呼吸や体温調整といった体の調子をコントロールしてくれている神経のことです。
自律神経は、日中や活動時に働く「交感神経」と、夜間や休息時に働く「副交感神経」の2つの神経からなり、この2つが上手く切り替わることで心身の健康が保たれています。
しかし、昼夜問わず活動できるようになった現代は、このリズムがとても乱れやすい状況です。こうした状況は、夜になっても眠れなかったり、朝なかなか起きられなかったり、その他の様々な不調を引き起こす原因になっています。
『つまり、心身の健康のためには、朝になったら目が覚めて、夜になったら眠くなるという人間本来のリズムを取り戻していくこと、自律神経のバランスを整えていくことが必要不可欠だ』と、彼は説明してくれました。
私もずっと「不安で眠れなかった」
最初は半信半疑だった私も、彼の説明を受けてとても納得しました。
私にも「不安で眠れない」という経験があったからです。
私は子どもの頃から長い間、不眠に悩まされてきました。毎週日曜の夜は布団に入ってから考え事が止まらず、時計を見ると朝の3時。早く寝なきゃという焦りから、寝る方法をスマホでせっせと検索するも、ブルーライトをガンガン浴びてしまい、ますます眠れなくなる…という悪循環を繰り返していました。
何がつらいかというと、考え事をしているうちに、思考がだんだんネガティブな方に向かっていき、気持ちが落ち込んでしまうことなんですよね。
例えば、遠足の前日のように「楽しみで眠れない!」なんて経験は多くの方がお持ちだと思います。そういう場合なら、次の日少々寝坊してしまっても「楽しみすぎて眠れなかったよ~!」なんて笑い話にすることができます。
しかし、「眠れなくてつらい…」というお悩みを抱えている方のほとんどは、布団の中でネガティブ思考になり、落ち込んでしまう。さらに「早く寝ないと明日がしんどい」という焦りから余計に眠れなくなるという負のスパイラルに陥っているのではないかと思います。
眠れず焦って「もう、どうしたらいいの・・・」と枕を濡らす夜を何度も経験してきた私にとって、自律神経を整えるハーブティーは、とても魅力的なアイデアだと感じました。
不調経験者の思いを込めたハーブティー
そうして生まれたのが、モーニングアップブレンドとナイトリセットブレンドです。
交感神経の働きをサポートすることで、毎朝元気に一日のスタートを切ることができるモーニングアップブレンド。
副交感神経の働きをサポートすることで、おだやかな眠りにつくことができるナイトリセットブレンド。
朝晩のルーティーンとして、生活になじんでいくことで「本来のリズム」を取り戻していけるように、という思いを込めて、それぞれの名前を付けました。
自分を大切にする新習慣「飲む瞑想」
MENTでは、「飲む瞑想」という飲み方をおすすめしています。
瞑想とは、何かに意識を集中させること。不安感の解消や集中力や生産性のアップに効果があると言われており、アメリカを中心に注目を集めています。飲む瞑想とは、そういった効果のある瞑想を「飲む」という行為を通して実践する方法です。
ハーブティーは五感を使う要素がそろっているため、感覚に意識を集中させることができ、瞑想にぴったりな飲み物です。
・視覚:お湯を注いで色が変わる様子(ふんわり)
・聴覚:お湯を注ぐ音 (コポコポ…)
・触覚:カップから伝わる温かさ(じんわり)
・味覚:ハーブティーの味 (まろやか)
・嗅覚:ハーブティーの香り(ふわっ)
じつは、瞑想には自律神経を整える効果があると言われています。つまり、飲む瞑想は、瞑想×自律神経サポートハーブティーの最強タッグというわけです。
飲む瞑想について、詳しくはこちらをご覧ください。
「眠れない」は頑張りすぎているサイン
MENTでハーブティーを販売をするようになってから、何人もの人が「じつは私も眠れなくて…」「夜中に目が覚めちゃって…」と相談に来てくれました。
そういう人のなかには、一見健康そうで、本人も「別にメンタルが落ちてるとかじゃないんだけど」という人もいました。仕事などを頑張りすぎて、常に活動モード(交感神経)の状態で、休息モード(副交感神経)への切り替えが上手くいっていないようでした。
私は夜眠れない、朝起きられないというのは「頑張りすぎてるから、ちょっと休んで~」という身体から送られてくる重要なサインだと思っています。
このサインに気づいて、整えていくことが心の不調を予防していく上でとても重要なことだと思います。
ハーブティーがもたらす「自分を大切にする時間」
ハーブティーを飲むということは、自分を大切にする象徴のような行為だと思っています。ただ眠るためだけなら、より手軽で即効性がある商品はたくさんあります。
しかし、オーガニックにこだわったハーブティーを選び、わざわざお湯を沸かして淹れるという行動の背景には、できるだけ身体にやさしいものを選び、ハーブティーを飲む時間をとる、という自分に対するやさしさがあると思っています。
もし、MENTのハーブティーをお飲みいただくときには、ただ飲むだけではなく、そういった自分自身へのいたわりの気持ちを感じながらお飲みいただけると嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
MENT 坂田
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