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【建築紹介_海外】アジア|台湾のモダン建築




はじめに

台湾は、美しい自然と豊かな文化が融合した場所として知られていますが、最近ではサステナブル建築の先進地としても注目を集めています。エネルギー効率や環境への配慮が求められる現代において、台湾の建築物はどのようにして持続可能なデザインを実現しているのでしょうか?今回は、台湾のサステナブル建築の代表的な7つの事例をご紹介します。


台北101ビル

出典:iStock

台北101ビルは、かつて世界一高いビルとして知られていましたが、そのエコフレンドリーなデザインも見逃せません。ビル全体にエネルギー効率の高い空調システムやLED照明を採用しており、雨水のリサイクルシステムも備えています。また、LEEDプラチナ認証を取得しており、その環境配慮の姿勢は世界的にも高く評価されています。


Beitou Public Library

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北投図書館は、台湾初のグリーンビルディングとして注目されています。自然換気と自然光を最大限に活用する設計が施されており、木材と竹を多用したエコフレンドリーな建築です。また、屋上にはソーラーパネルが設置されており、エネルギーの一部を再生可能エネルギーで賄っています。訪れる人々にとっても、自然との調和を感じられる空間です。


Taichung Metropolitan Opera House

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台中メトロポリタンオペラハウスは、そのユニークな建築デザインで有名ですが、サステナビリティの面でも優れています。自然換気を取り入れたデザインで、エネルギー消費を抑えています。また、地元の素材を多く使用し、建設過程での環境負荷を最小限に抑える努力がなされています。オペラハウス内には緑豊かな庭園もあり、リラックスした環境を提供しています。


EcoARK Pavilion

出典:Archi Daily

エコアークパビリオンは、台北国際花博会のために建設されたもので、世界初の完全リサイクル可能な建築物です。プラスチックボトルをリサイクルして作られた壁材を使用し、軽量かつ強度のある構造を実現しています。エコアークは自然光を活用し、電力消費を削減するための設計が施されています。また、雨水の再利用システムも備えており、環境への負荷を最小限に抑えています。


National Kaohsiung Center for the Arts

出典:Archi Daily、https://www.archdaily.com/904019/national-kaohsiung-center-for-the-arts-mecanoo

衛武営国家芸術文化中心は、アジア最大の芸術文化施設として知られていますが、そのサステナビリティの取り組みも注目されています。自然換気システムやエネルギー効率の高い照明を採用し、施設全体のエネルギー消費を抑えています。また、地元の植物を使った庭園が整備されており、都市の緑地としての役割も果たしています。


Chieng Cheng Circle House

出典:wikipedia

チェン・チェン・サークル・ハウスは、ユニークな円形デザインとともに、そのサステナブルな取り組みで注目されています。建物は自然換気を最大限に活用するように設計されており、エネルギー効率を高めています。また、太陽光パネルが設置されており、再生可能エネルギーを利用しています。住民にとっても快適な環境を提供することを目指しています。


Hualien Cultural and Creative Industries Park

出典:wikipedia

花蓮文化創意産業園区は、歴史的な建物をリノベーションし、サステナブルな文化創造産業の拠点としています。古い建物を再利用することで、新たな建設による環境負荷を軽減しています。施設内では、エネルギー効率の高い設備や再生可能エネルギーの利用が推進されており、環境に配慮した運営が行われています。


まとめ

台湾のサステナブル建築は、美しいデザインと高い機能性を兼ね備えています。それぞれの建築物が、環境への配慮と持続可能な生活を実現するための取り組みを示しており、訪れる人々に新たなインスピレーションを提供しています。台湾のエコフレンドリーな建築物は、今後も世界に向けてその魅力を発信し続けることでしょう。


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