5泊6日、国内新婚旅行
11月某日、新婚旅行へ行ってきた!
行き先は何度かコメダ珈琲にて会議を重ねたけれど、新幹線の旅にしよう~ということに。
11月だと東北や北海道は寒いだろうし、東北の方は比較的アクセスしやすいのでせっかくなら南の方へ行こう!ということで、兵庫→岡山→広島へと足を伸ばし5泊6日の旅をしてきた。
ざっくりと旅の思い出を書いていこうと思う。
新幹線よ、ありがとう
埼玉から最終的に800km以上離れた広島まで行けたのは、新幹線のおかげである。
たくさん移動したのでたくさん新幹線も利用した。
最終日以外平日であり、行き帰りは当駅発新幹線のある駅を利用することもあり、全部自由席/スマートEXでチケットを取った。
前日にスマホで決済し、当日はPASMOで新幹線改札をピッとするだけ。なんて便利なんだ!
スマートの名にふさわしいスマートさで旅が出来た。
乗ったのはほぼのぞみ。
東京は始発駅だし、帰りの広島も当駅始発の新幹線があったので自由席でも問題なく座っていけた!
実は初・自由席利用だったのだが、何かが嫌なら見送って次の新幹線に乗ればいいし、列車の指定もないし…自由席は気楽でとってもよかった。(あと何より安い!)
ただ、途中岡山→広島へ行くときだけはのぞみが混んでいて座れなかったので、向かいのホームに停まっていたこだまに乗って向かった。こうやって自由に出来るのも自由席切符のいいところだ…!
どうでもいい話だが、私は昔から三半規管が弱くて、新幹線でも酔うくらい乗り物酔いが激しいタイプなのでいつも酔い止めをお出かけポーチに入れているのだが、この旅はアネロンニスキャップという薬にとっても助けられた。
同じく乗り物酔いしやすい人に、アネロンをぜひ勧めたい。
(でもアネロン飲むと、酔いとは別で2時間後くらいにホワ~っとする感覚があって眠くなるのがちょっと困っている…)
旅、それはおいしいもの巡り
何を目的に旅をするかは人それぞれ違うと思うが、多くの人が楽しみにしているのは「食」じゃなかろうか。
普段名物も名産もパッと思い浮かばない地に住んでいるので、岡山の果物や広島の牡蠣などその地の美味しいものを食べるのがとにかく楽しみにしていた!
今回の旅で出会った、美味しいものを写真と共に紹介させて欲しい。
かわいい鞄と出会う
岡山・倉敷の美観地区という綺麗な街並みを観光したのだが、そこでついに出会ってしまった、可愛い鞄…!
アチブランチという雑貨屋さんで購入した。
ずっと帆布のカバンが欲しいとぼんやり思っていたのだけれど、イマイチこれだ!という鞄に出会えず。
金具も大きなタグも何もいらないと思っていたがそういう鞄は意外となくて。
だからこのどシンプルさを見て、ついに会えた〜!と感動した。
だが割といい値段するので雑貨屋さんから一旦退散し、フルーツパフェを食べて気持ちを落ち着かせることに。
「これ使う度に新婚旅行の楽しい思い出を思い出すからいいよね?」
「季節問わず使えそうだったから結果安いよね?」
なとど夫に話す。ただ「買っちゃえ」と一言、言って欲しいだけなのだ。
こういう時は真面目な意見が欲しいんじゃない、ただ話して頭の中を整理し、さらに背中を押して欲しいだけなのである。(違う時もある。人って難しいネ)
余談だが、最近かばんや食器などなかなか壊れないものを買う時、「おばあちゃんになっても使うか」を基準に考える。
頭の中でポワンワンとおばあちゃんを想像し、悩んでるアイテムを身に着けてもらう…という謎のことをよくしている。
実際おばあちゃんになっても使うかは謎だが、それをクリアしたものは大切に使うし、愛おしく見えてくるのだ。私の未来は明るいぜ!
その後念のためネットで探すも通販がほぼなく、あっても売り切れてたのと、鞄を作っているアトリエが岡山ということでなかなか関東で実物とは出会えないだろう!と思いパフェの後またお店へ伺い購入した。
少し大きめサイズを買ったので、水筒やらカーディガンやら折りたたみ傘やら、色んなものを入れられる。
カジュアルだけど生地は固めでしっかりしているので、なかなか大人っぽく使えて素敵である。
「気に入ったものに出会えることってそうそうないから、いいものが見つかって良かったね」
と夫は言った。本当にその通りだと思う。
3泊目、家が恋しくなる
5泊6日の旅なんてしたことがないので、どうなることやらと思ったが3日目の夜がいちばん家に帰りたくなった。普通に疲れたのが3日目の夜である。
「自分のベッドでぐっすり眠りたい…」
という気持ちになってしまった。
1泊目2泊目は広めのホテルに泊まったのだが、3泊目はビジネスホテルに泊まった。
綺麗に清掃されていたし、いいホテルではあったのだけれどビジネスホテルなので部屋は狭くて、なんとなくボーッとのんびり出来なかった。
それだけじゃなくて、夫も私も環境が変わるとあまり眠れないタイプなのもあり純粋にここで疲れがどっと溜まっていた気もする。
4泊目・5泊目は同じホテルに連泊したのだが3日目までは場所の都合で全部変えてたのでそれも大きい。
毎日見知らぬ地の移動、キャリーケースやチェックイン・チェックアウトの時間を考えるのは意外と負担だった。
もう1箇所くらい連泊してもよかったかもね…と話した。
こんな長期間旅することも今後しばらくないと思うが、次は気をつけたいポイント!
プールとクリスマスソング
そんな疲れが出た3泊目だったが、4泊目・5泊目のホテルは一番楽しみにしていたホテルに宿泊!
岡山を散策した後、こだまでトコトコ広島へ。
ホテルについて受付の方と少し話をしていて、話の流れで新婚旅行だと伝えたらどこからともなく箱を出して渡された。中身はもみじまんじゅう!やっぱり名物があるっていいなぁ。埼玉県民憧れちゃう。
いつ貰っても嬉しいもみじまんじゅう、おいしかった。感謝!
外資系のホテルだったので、ホテルの入り口には大きなクリスマスツリー。そして天井も高く、バスタブも広く、プールやジムもあってとっても良かった!
何より宿泊している人が外国の方ばかりだったので、非日常を一番感じた場所。日本人って小柄だな…と世界を感じた。
朝ごはんはビュッフェスタイルだったのだけれど、そこでもリンゴやオレンジが切らずにそのまま置いてあったり(!)、とにかくシリアル系が充実していたり…と、とても楽しかった。
ホテルに着いてからは早速プールへ!はるばる持ってきた水着に着替えてプールへドボン!
温水プールだったがヒェ~冷た~!と思いながら、プールにあった浮き輪を持ちながらの~んび~り平泳ぎ。
水に浮くって気持ちいいな~と本当にいい気分だった。
次の日も夕方に入って同じようにのんびり過ごした。
(ちなみにずっと学校のプールが嫌で、しょっちゅう休んでいたので私は浮き輪無しじゃ泳げない。
頻繁に休んでいるとどんどん差が開いて今更参加なんて出来なくなるので、くだらないプライドなんか捨てて頑張ればよかったなと後悔している)
最後にプールの側にあるジャグジーに入って体を温めてからまた部屋に戻る。
その後はホテルから出て、夜ご飯はお好み焼き!
ここで上に書いた広島名物・がんすも食べた。
部屋に戻ってからはテレビをYouTubeに繋げて、クリスマスBGMを流していたら冬のJ-POPになり、思い出の歌披露コーナーになり…夫はビール、私はカモミールティーを飲みながら初日に買って食べきっていなかった柿ピーを食べ、寝るまでノリノリな夜を過ごした。この時間がとってもとっても楽しかった!
何十年後かに思い出すのは特別なことじゃなく、きっとこういう何気ない時間なんだろうな、とふと思ったり。
旅で学んだこと
■ ノートを持って行った
無印の文庫本ノートを愛用しているのだけれど、これを旅にも持って行った!
食べたものとか感じたこととか、空いた時間に書いていた。
適当な自分だけしか見ないノートだけれど、旅のページを見るとなんだか元気が出る。
帰ってからはチケットを貼ったり、改めて感じたことを思い出して書いたり…と二度たのしい。
■ 大浴場、たまにでいい
最後の4泊目・5泊目以外、全部大浴場へ入りに行った。
初日こそ楽しかったのだけれど、タオル持って~着替え持って~スキンケア持って~…と毎晩準備するのがだんだん面倒になってしまった。
どのホテルも部屋のお風呂はあったのだけれど、大浴場があるとなると「せっかくなら入ろう!」となってしまうものじゃなかろうか。
あと若干潔癖で、大浴場の床が苦手なので結局部屋に帰って足だけ洗っていた。
いや、楽しかったんだけどね…。
でも4泊目は大浴場が無かったので、部屋のお風呂に入ったら楽!最高!と思った。
■ 今を生きた
旅の一番の収穫はこれだ!と、帰ってきてからつくづく思った。
いつも頭の中は将来のことや過去のことばかり考えている。このせいで意味もなく不安になることもしばしば。
でも旅をしているこの6日間は、遠い将来のことも過去のことも一切考えなかった。
考えたのは今のことだけ。景色が綺麗だな~とか料理がおいしいな~とか。
未来のことといっても明日何しようか、過去は昨日は楽しかった、と近いことだけしか考えなかった6日間だった。
帰ってきてもそれは続いているので、頭と心のいい掃除になったんだな~と思っている。
でも今までの旅ではそんなこと考えたことなかった。
むしろ私は日常と家が大好きで、旅や非日常はそんなに好きではないタイプだったので、自分がこんなことを思うようになるとは。意外だった。
今回の旅が長かったからたまたまそう思ったのか、それとも夫と2人で積極的に考えて動いた旅だったからそう思ったのか、大人になったからなのかは分からない。
だけど、年一くらいで旅に行くために日々頑張ろう!と思えるくらいには旅のことを好きになった。
夫とも喧嘩せず、たくさん笑ったいい新婚旅行だった。思いやりがあって優しい夫がもっと大好きになったし、ひたすら感謝することばかりだった。
また二人で旅へ行こう!