笑顔で拒絶すると混乱する
mixi日記(2005年)より転載
仕事を終えて最寄り駅に帰ってきました。
改札を出て少し歩いたところで声をかけられました。
「こんにちは!
手相を勉強しているものなんですけど、
ちょっと2,3分ほど手相を見せていただいても
よろしいでしょうか!」
昔から多いんですよ、津田沼駅。
ここ15年ぐらい、もう何十回も声をかけられているので
彼らの手口と狙いはよく知っています。
新興宗教とか自己啓発セミナーとかの勧誘のための声かけ。
毎回、ちょっとずつ色々な対応をしてみてその反応を研究してみています。
今回はその言葉をにこやかに最後まで聞き届けてから
満面の笑みで力強く一言、
「いやです」
と答えてみました。
そして答えた後、相手が反応するまで笑顔でじっと見つめる。
どうするのかな?
そうしたら、ぎょっとした顔で固まってました。
そして、しばらくたってからふと、われに返ったらしく、あいまいな笑みを浮かべて退散していきました。
これはエリクソンのやるパターン介入と同じ原理で相手が固まったと思われます。
受け入れを示す笑顔と拒絶を示す言葉、この相反するメッセージを二つを同時に提示しました。
当然、彼らが想定していた反応パターンの中にそんな反応はない。
そのためフリーズしたのでしょう。