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毎日の散歩で血糖値を下げる「専門医が教える糖尿病ウォーキング!」福田正博

食生活の改善だけじゃ、健康にならない。糖質制限で身体は痩せても引き締まらなかった。当たり前だね。健康診断の結果などをみると、運動不足がかなりたたっている様子。

「糖尿病ウォーキング」というネーミングがかなり微妙な本を読んだので紹介したい。この糖尿病ウォーキング、普通のウォーキングと何が違うか?といえば、単に体重減少やカロリー燃焼ではなく、血糖値のコントロールのために行うウォーキングであるということ。それなら、糖質制限を行う私の関心にも最適だ。

ウォーキングは血糖値を下げる

「もしインスリンに関係なく筋肉細胞に糖をどんどん取り込めれば、血糖値を下げることができます。そんなことができるのか?と思われるでしょう。それができるのです。運動をすることによってインスリンを介さない細胞内へのブドウ糖の取り込みが促進されます。」(「専門医が教える糖尿病ウォーキング!」福田正博 扶桑社 P60)

インスリンに頼らずに運動により血糖値を下げるというのは非常に良いアイデアだ。もちろん、食事療法やインスリンが一切いらなくなるわけではないが、下半身の筋肉をしっかり使う、ウォーキングにより高血糖状態を回避させることができる。つまりは、すい臓を疲弊させることを避けられるのだ。

そのため、歩くタイミングも、通常のウォーキングで推奨される時間帯とは異なっている。

糖尿病ウォーキングを行うタイミング

「糖尿病ウォーキングの場合は少し違います。短期的には血糖値を下げ、長期的にはすい臓にやさしい(インスリンが効きやすい)体質に改善するためですから、これを最優先させなければなりません。血糖値がもっとも高い時間は、食後30分から2時間の間です。この時間帯にウォーキングをして血糖値をさげる。これが糖尿病ウォーキングの理にかなった考え方です。」(「専門医が教える糖尿病ウォーキング!」福田正博 扶桑社 P86)

筆者は、朝食をしっかり食べたあとに歩くこと(通勤なども可)を進めている。こまぎれウォーキングでも効果がある。通勤などで意識して歩くようにすることで、糖尿予防ができる。私は在宅ワークなので、比較的自由だから、やろうと思えば食後に歩くことは可能だ。

ウォーキングの強度としては、時速6㎞くらいを意識すると良いのだとか。これは、ちょうど一緒に歩く人と軽く会話できる程度のスピードだ。奥さんと一緒にウォーキングして、話せるか話せないかのレベルで歩けばいいってことだな。

まあ、ちょっと残念なのは、奥さんのほうがはるかにペースが早く、話していると私がかなり息があがっていることだ。ちょっと鍛えないと情けないな。メタボおやじになっている自分を感じている。二人でウォーキングは、夫婦円満のカギにもなるし、メタボ解消にもなるし、糖尿病予防にもなるし、良いことづくめ。

健康はバランス

糖質制限をきっかけに栄養や食事療法について関心を持つようになった。でも、食事改善は万能ではない。やはり運動も欠かすことができないものなのだ。特に私の場合は在宅ワークだから、運動不足はかなり深刻だ。もう仕事のひとつだと思って取り組まなければならないくらいだ。

まあ、それにしても、医療費が国の経済も家計も圧迫している今、ほんのすこしの努力で悲惨な未来を避けられるなら、毎日30分くらい歩くことなんて、造作のないことだ。意識高めでコツコツ歩こう。

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大人のADHDグレーゾーンの片隅でひっそりと生活しています。メンタルを強くするために、睡眠至上主義・糖質制限プロテイン生活で生きています。プチkindle作家です(出品一覧:https://amzn.to/3oOl8tq