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目覚ましは体に悪い!ストレスフリーの「自己覚醒法」を身につけよう。

私は目覚まし時計が大嫌いだ。特に「ジリリリリリリ」というベル音は死ぬほど嫌い。あの音で起きると、朝から心臓がバクバクして苦しくなる。しかも一度で起きられないもんだから、何度も何度もスヌーズ機能で、あの音を聞く時間が本当に嫌だった。朝から非常に不愉快な気持ちなので一日が良い日になるわけがない。これはどうしても変えたい習慣だった。

私は、学生時代からずっと朝が嫌で、嫌で、朝がもっともブルーだった。深夜ラジオを聴いて、2時~3時まで起きて、当然朝は寝坊して。毎朝、たたき起こされて、急いで学校に、職場に、、、ほんと不快なスタートだった。そのすべてが変化した。こういう変化って、自分で起こせるのだと、知らなかった。もっと、もっと、早く取り組んでいればよかった。

できれば、目覚ましは使用しないで起きたい。実は、本気でそうしたいと思えば、そうすることは可能なのだ。

目覚ましのアラームは体に悪い

まず、大前提として、あの目覚ましのアラームは心身の健康にとってよろしくない。これを理解しておかないと、朝はそんなものだ、と思い込んでしまうから注意。あれはおかしいんだよ。

「目覚ましのように器械的な強い刺激を与えると、睡眠中、静かにしていた脳や内臓に急激に負担をかけ、頭痛や耳の障害の原因となったり、脳内神経にダメージを与えたりする危険があるそうなので要注意。」(P94)

「耳元で繰り返されるアラーム音の衝撃は、脳や内臓に余計な負担をかけて、精神的にも肉体的にもヘトヘトに疲労させるだけ。以前の私が頭痛もちだったのも、痩せられなかったのも、気分が落ち込みやすかったのも、ここに原因があったのだと思います。」(P97)

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以前は、あえて時々、目覚ましを一切かけないで、ぐっすり眠るという休日を設けていたが、目覚ましにたたき起こされることが無く、外の物音(鳥の声とか)で徐々に目覚める目覚めって気持ちいい。余韻を味わいながら、徐々に起きるのが理想だ。目覚ましで起きると、朝から激しいストレスにさらされる。だから、目覚ましは使わないって、決めちゃうのが良い。

目覚ましに頼らない起床の秘訣は・・・

自己覚醒法

自分で起きる時間を決めて、自己暗示をかける。「明日は何時に起きるぞ」って。要は起きるぞと決めれば人は起きられるということだ。

「実は脳には、自らを時間通りに目覚めさせる便利なシステムが備わっています。使い方は簡単です。「○分後に起きる」と頭の中で3回唱える、それだけです。この方法は、自己覚醒法と呼ばれます。」(P116)

「自己覚醒法は練習するほど効果が上がります。・・・上達してくれば目覚まし時計より前に目を覚ますことができるようになります。・・・脳は、目覚める時間が決まると、その3時間前から、血圧を高めて起床の準備をするコルチゾールという物質が分泌されます。コルチゾールは、自分が意図していなかった時間に起こされると、あわてて分泌されるので、脳に負担がかかります。するとどうなるか、不機嫌になります。目覚まし時計も使いながら、自己覚醒法の練習効果が出てくれば、朝はスッキリ起きられるようになるはずです。」(P118)

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自分が起きると決めた時間に体はちゃんと用意を整えてくれる。まずは、この仕組みを「信じる」ことだ。もちろん、最初は何度も失敗するので、予備的にアラームをかけるけど、だんだん決まった時間に起きられるようになってくる。これも練習だ。人間って、何かに頼ると、本当はできるのに、その部分の能力が失われたりする。アラームも同じだ。

ちなみに、この方法は昼寝にも使える。お昼休みに15分だけ眠るとき「15分後に起きる、15分後に起きる、15分後に起きる」と頭の中で繰り返して目を閉じると、数分の誤差で目覚める。面白いからやってみて!こういうのは実験精神が必要だ。最初はうまくいかないはずだから、時間に余裕がある時にやってみよう。

「習慣」になると強い

最初は、このような自己覚醒法で、いわば自分の中の目覚ましをセットするのだけれど、だんだん決まった時間に起きるようになってくると、あとは「習慣」の力が発動し始める。もう苦労しなくても、あえて、起きる時間をつぶやかなくても、その時間になると勝手に目が覚めるようになってくるわけだ。

土曜日も、日曜日も、祝日も、夜が遅くなった時も変わらず決まった時間にはスッと目が開くようになる。ここまでくると、目覚ましは全く不要だ。朝から、「ジリリリリリリ」とか「ピピピピピピ」という不快な音で起きなくなっただけ、メンタルヘルスが向上する。

「睡眠」にまつわる「習慣」は、健康(身体的・精神的含め)に大きなインパクトがある。一日をどんな気分で始められるか?朝起きたときに、「よぉし!今日もやるぞ!」と思えるかどうかってホント違う。

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そもそも、たたき起こされるのではなく、うつらうつらしている時間も使いようだ。ともかく、バッと起きるのは心にも体にもよくない。

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