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ビジネス書中毒が深刻かい?ADHDはノウハウコレクターになりやすい。

ノウハウ本・ビジネス書・自己啓発本、読んだ瞬間は、なんでもできるような気分になるけれど、すぐに現実に突き当たる。ADHDは憧れが強いのだ。ただ、人一倍「普通」の仕事はできないのだから、自己啓発本は薬になるより毒になる可能性が強い。

しかし、実際にはADHDではなくても、ノウハウ本中毒になっている人は少なくないだろう。そこで、ノウハウ本を読んでも、なぜ実行できないのかというノウハウ本を紹介したい。著者は「1分間マネージャー」などでも有名なケン・ブランチャード。

原因は「読みすぎ」

あまりにもシンプルすぎて、切ないくらいだけれど、ノウハウ本を読んでも実行できない原因はひとつしかない。それは「読みすぎ」なのだ。アウトプットを前提としないインプットは意味がないどころか、有害無益だ。

人が飲食をするのは、動くためのエネルギー補給のためだ。動く予定がないのに、バクバク食べ続けていたら、肥満になるのだ。やがて、体が重くて何もできなくなる。外に行くのだっておっくうになる。インプットとアウトプットの関係もこれに似ている。

ある情報を得て、それを消化する前に、次の情報が入ってくる。それを互いに活かし合えればいいけれど、どちらかというと、情報を得ることが目的になっていないだろうか。そうすると同時並行的に取り入れられた情報は、互いに干渉し合い、何も新しいものを生み出さずに、脳の中で沈殿する。

シンプルに深く掘り下げる

大切なのは、大量の情報を飲み下すのではなく、一つ一つの情報を深く掘り下げて自分自身の中でしっかり消化吸収することだ。ADHDはどんどん気が散ってしまい、新しいものを探そうとする傾向があるから、これは意識的に止めなければならない。

「知的生活のすすめ」のハマトン曰く  

現代は随筆家が百出している。しかし、最近の随筆家の中で、モンテーニュを上回るような優れた随筆家がいるだろうか。 モンテーニュのあの知恵と機知のすべては彼が所有していた数少ない古典文学と、彼が生きた時代の生活の中から見つけ出してきたものなのだ。

情報が圧倒的に少ない時代でも、限られた資料を基に、ひたすら考え抜いた人が偉大な思想家・文筆家になっている。読んだら、読んだだけ考える時間を持つようにしよう。1時間読んだら、せめて30分はぼんやりする時間を持とう。ぼんやりすれば、するほど、アイデアはひらめくようになる。

アウトプットを前提にする

優れた著作家は、すべてアウトプットを起点として考えている。出すために入れるのだ。入れてから、どうやって出そうかを考えるのではない。だから、彼らは無駄なものは読まない。ブックサーフィンはしない。楽しみのための読書なり、ネットサーフィンをしてはいけないという意味ではないけれど、ただ、流されるままにインプットすることはない。

同じくハマトンである。

「現代は、毎日、新しい本が大量に出版されている。そうした新刊本の奔流から身を守るためには、断固とした決意を持たなければならない。さもないと、この奔流はどんな亀裂からも流れ込んできて、知的生活を破壊してしまうことになるだろう」

何のために読むかを考えよう。それが最終的にどんなアウトプットにつながるかのイメージを持とう。実行するために読む一冊の本は人生を変えることがある。しかし、実行しようとしない人が読む何千冊の本は、まったくその人の人生に何の変化も与えないのだ。

時々、本を読みすぎて、なんだかむなしくなることがある。自分の心が悲鳴をあげているのかもしれない。

特に軽い~~ビジネス書!

気を付けよう!時間とお金の浪費!

もう一本、同じような内容で記事を書いた。


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綿樽 剛@AGA・薬を使わない薄毛対策
大人のADHDグレーゾーンの片隅でひっそりと生活しています。メンタルを強くするために、睡眠至上主義・糖質制限プロテイン生活で生きています。プチkindle作家です(出品一覧:https://amzn.to/3oOl8tq

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