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【読書日誌】読書法5冊(多読術、大人のための読書法、差がつく読書、読書のための全技術)
毎日、大量の情報に触れるので、情報の読みこなし方、処理の仕方が気になり読書法の本も読むことが多い。本を読む時間がないと悩みつつ、読書法の本を読むのはナンセンスだ。そう思いつつ、読書法を読むのは、ちょっとした楽しみのひとつとなっている。
実践! 多読術 本は「組み合わせ」で読みこなせ 成毛 眞
自らもADHDっぽい性質を自覚する成毛氏。猛烈な読書家としても知られ、著作もたくさんある。勢いのある文体が特徴だ。成毛氏の読書法で面白いのは、古い本は読まない・新刊オンリーというところだ。
古典は、正直、面白くないと割り切っている。これは成毛氏が自然科学本・ノンフィクションなどを主に読書対象としていることからくるセンスなんだろうけれども、ここまでスッキリ割り切ると、それはそれで気持ちよいだろう。大量の新刊を読み、選りすぐりの本を書評するというスタイルだ。面白い本だった。
成毛氏の読書法を読んだついでに、読み放題の次の本もさらっと10分くらいで読んだ。
情報の「捨て方」知的生産、私の方法 (角川新書) 成毛 眞
成毛氏の読書法で優れているのは、とにかく割り切りが良いところだと思う。どうせ、すべてを読めないのだから割り切るしかない。3か月以内の新刊しか読まないのもそのひとつ。本を読んでも忘れてもいいと思って読むのもそう。良い意味で、こだわりがない。今に生きている。前に前に進む著者の勢いを感じるような本だった。
大人のための読書法 (角川oneテーマ21) 和田 秀樹
勉強法の大家で、精神科医の肩書を持ち、多作なビジネス書作家の和田氏。和田氏は、もともと、かなり本を読むのが苦手な人だった。本を読めないコンプレックスまであったのだが、米国に留学して精神分析を学ぶうちに、本の読み方のコツを覚える。それが「一部を熟読」することだ。
大学では読書課題が頻繁に出されるが、〇〇という本の〇章を読んでくるという課題で、必ずしも一冊を読まなければならないわけではないことに気づくのだ。そして、一章でもじっくり読んだら得るものが多いことに気づく。どんな分厚い本でも、一章を読むことならできる。そう考えたところから、どんどん本を読めるようになったそうだ。私も目から鱗というか、この読書法を極めれば(考え方次第だけど)、何百冊、何千冊読めると思ったw
差がつく読書 (角川oneテーマ21) 樋口 裕一
樋口氏と、和田氏はかなり親しい間柄のようだった。受験勉強指導とか、同じ作家であることとか接点が多いのかな。樋口氏の読み方は、実際に生活に役立てるための「実読」と、純粋に楽しむために読む「楽読」だ。そして、これを同時並行で読んでいく、一冊の本を精読しつつも、娯楽の読書も並行する。本が本当に好きな人の読み方と心得る。
樋口氏が子供の頃に読んでいたのは、アルセーヌ・ルパンだった。実は私もそうだったので親近感を覚えた。分からないことも多かったけど、熱中して全作品を読んだものだ。最近は、そういう楽しみの読書は、ほとんどしていない。
大人のための読書の全技術 (中経の文庫) 齋藤 孝
読書愛と、読書スキルのつまった本だ。何回か読んでいるが、上記3冊も読んだので、この機会にざっと振り返ってみた。齋藤氏の特徴は「音読」だろう。声に出して、本を自分の血肉にしていく読み方は独特だと思う。すべての本に対して、音読をしていられないけれど、これぞ!という古典や自分の軸になる本に関しては、音読習慣を持ちたい。そう思えたのは齋藤孝氏の本に出会ってからだ。
それにしても齋藤氏は多作ですごい。毎月出しているんじゃないの?というくらいのペースで新刊が出てくるが、内容はそれなりに充実している。どの本を読んでも新しい気づきがあるところは職人芸だ。そのアウトプットの源流には、このインプットがある。インプット・アウトプットに関しては目指したい人の一人だ。
本を読むのに疲れたり、気分転換が必要な時は、ざ~っと本を読む本を読むのが習慣だ。また、やる気になる。これは本読みにとっての楽しみじゃないのかな。
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