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「ストレス」について向き合うと「ストレス」と友達になれる件〜スタンフォードのストレスを力に変える教科書〜
私たちはストレスって言葉に惑わされている!
最近、色々なストレスに直面することが多くて
そのストレスをなんとかより行動にブーストさせるように「利用」できないか?
と思って著書『スタンフォードのストレスを力に変える教科書』を読みました。
本書によると、ストレス自体は悪いことではなく
ストレスに対する捉え方
に問題があるからストレスを「抱える」のだと著者は説きます。
実験によって分かったことは
「ストレスは害だ」
と思っている人は実際にその害を被っているということです。
ストレスは直訳すると「刺激」という意味で人間はある程度の刺激がないと生きていけないことが分かっています。
全く刺激がない生活というのは、「寝たきり」以外に浮かびません。
日常で音楽を聴いたり、友達と会話することもある種のストレス(刺激)なのです。
だから、ストレスを受けることを「良いこと」だと捉えることができればストレスと友達になれるのだ!と動画内でも説いています。
2種類のストレス反応
本書によると、ストレスには2種類あり
闘争・逃避反応 :立ち向かうか退くかを判断するためのストレス
思いやり・絆反応:誰かのために役立つと決断するためのストレス
上の、闘争・逃避反応(FIGHT or FLIGHT)はいわゆる一般的なストレス反応です。
多くの場合、仕事が立て込んでいて、「先延ばし」にしている場合に起こりえます。放置することで、ストレスを害あるストレスのままにしていることが問題でして・・・
終わらせてしまうか、誰かに任せてしまうか、いっそ諦めちまうかを判断し対処することで肩の荷が軽くなります。
一方で思いやり・絆反応は、人間はストレスを感じた時に愛情ホルモンである「オキシトシン」を大量に分泌されることで起こる反応でして。
オキシトシンの大量分泌は大切な人への信頼が高まり、役に立ちたいという思いが強まります。
加えて、脳の恐怖反応が鈍るので、困難に対して体が動かなくなったり、逃げ出したりしなくなることも分かっています。
さらにオキシトシンの分泌は、社会的なつながりを求める気持ちや大切なものを守りたいという気持ちを高め、そのための勇気をもたらすことも。
記事「幸福体質の作り方」でも解説していますので宜しければ〜
2種類のストレス反応から分かる、ストレスを「利用」する方法
以上のことからストレスは「友達」になれる可能性を秘めておりまして、
そのためにはまず、「ストレスは起こり得ることだよ」という受け入れが必要です。
その上で
・成長マインドセットをもつこと
・ストレスに晒されている友人の話を聞くこと
の2つが大切です。
成長マインドセットとは、
努力次第で人は変わり得るのだ!
というマインドセットを持つことでして反対に
人間の能力は生まれながらにして決まっている
と思う、硬直マインドセットがあります。
成長マインドセットを持つためにはとても簡単で
オレは「まだ」できないだけ。いずれできる。
という風に「まだ」を意識することです。
詳しくは過去記事をどうぞ!
続きまして、「ストレスに晒されている友人の話を聞く」ことですが、
これは本書には載っておりません。ただ、人間のストレス反応は
そのストレスを誰かに話すことを促す
ように出来ており、オキシトシンによる「思いやり」によってむしろストレスを力に変えることができる、ということから浮かんだものです。
ストレスを感じた際に、話を聴いてくれる人がいないとストレスを留めてしまい、それが溜まってしまうと害になり得ます。
となると、常に話せる、信頼における家族・恋人・友人の協力が不可欠です。
人間には「返報性の原理」というものが備わっております。
「返報性の原理」はいわゆる「借りを返す」考え方です。
だから、もしストレスで苦しんでいる友人がいたら手を差し伸べ、
自分の意見は言わずに、黙って話を聴く
ということが大事です。
「返報性の原理」に基づくなら、一番話を聴くひとが、一番話せるものですし私自身も本当に実感しております。
自粛がまだまだ続くなら、いっそ「ストレス」について思いっきり勉強してみるのはとても有意義かと思われます!