1月17日
その一週間後、娘は痙攣発作を起こします。震災の映像を見ていた妻が、娘の異常に慌てふためく状況が当時の育児日記に残されています。泣きながら病院に走ったそうです。当時、僕は香川に出張で、震災の影響で陸路が使えないので、高速艇で帰ってきました。
この時から僕たちの試練が始まりました。原因不明の痙攣発作、免疫異常、ホルモン異常、長期入院、3時間毎の授乳、つまり生後間もない赤ちゃんのような生活を3年間も続けて、妻は倒れてしまいました。
しかし、あの時の地獄のような日々さえも、僕たち夫婦に学びと出会いを、新たな価値観を与えてくれました。それだけ十分だったのに、28歳になった娘は、生存に欠かせない4つのホルモンをお薬によって補充している娘が、赤ちゃんを産んでくれたのです。そして、優しい旦那さんがそれを支えています。
今、妻は、そのキセキの子、結衣(ゆい)を抱いて眠っています。さあ、仕事に行こか!人生は「これでいいのだ!」^^
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