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「オープンダイアローグ」
私が「うつ」と診断されて通院していた15年ほど前に比べると「うつ」を巡る状況はかなり変わりました。関連本や映画、メディアでの啓蒙もあり、心に不調を感じた人がお医者さんを訪れるハードルもかなり下がっています。
それでも初診の方がまず戸惑われるのが診療時間のあまりの短さです。心の病の診断は、チェックリストで相当の症状が確認されればすぐに「~障害」とか「~状態」と名付けられれ、お薬を処方されて終わりです。
実は、日本の精神医療の主流は「投薬治療」であり、医師の対応時間は長くても15分です。話を聴いてもらいたい患者さんは「カウンセリング」を受けることになりますが、こちらは主に臨床心理士が行います。精神科医が対話を用いて行う場合は「精神医療」となります。
最近少し聞かれるようになったのが「オープンダイアローグ」というフィンランドが発祥の手法です。こちらは、患者、医師、看護師や家族も参加して行われる「開かれた対話」で患者の困りごとを支援するプログラムです。私も注目していてます。
参考文献:「感じるオープンダイアローグ」森川すいめい著(講談社現代新書)
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![奥村一郎(メンタルパートナー、活動家、主夫)](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/141991994/profile_4bf5c5cedaa00a00ab849b6876719109.jpg?width=600&crop=1:1,smart)