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「エホバの証人である弟」
アヤの「残された三人の娘たち」の引き受け手の第一候補だったオカンに見事にすっ転ばされた私は、彼女達の身の置所の交通整理をせねばなりません。
私の弟がそれを引き受けてくれました。私の2歳下の弟です。彼は中学を卒業して、当時の国立清水海員学校に進み、司厨員(船上のコック)として世界の海で仕事しました。そして、敬虔なクリスチャンとなりました。
航海を終えた彼の話は、僕の刺激でした。
「海の虹は、越えると、また虹があって、また越えると虹…」「夏に甲板で錆止めの塗料塗りをするとラリって…」
私の知らない世界を経験する弟はとても魅力的です。海外の土産も色々買ってきてくれました。
ブランデー(コニャック、レミーマルタン)のルイ13世という酒を当時25万ほどで買ってきてくれましたが、親戚が集まった席で親父に振る舞われ、後で流石に怒ってました。空ビンが今でも1万円ぐらいの価値があります。でも、酒とはそういうものです。私もやりかねません。^^
彼とは今でもほとんどやり取りしませんが、私の良き理解者に違いはありません。でもね。彼が大怪我をして輸血が必要になっても、僕は彼に血を提供することはできません。約束ですから。
次回は、話を「オカンの話」に戻しましょう。
僕はオカンに感謝しています。僕には頼りになる弟がいます。Appreciate
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