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親が考える「何のために学校に行くのか」:【不登校と子どもの成長】
親として、子どもが学校に行くことの意義や目的について考えることは非常に重要です
子どもが小学校へ入学すると、親も初めての経験から、喜びや期待は大きくなります
親として過度の期待をかけてしまうこともあるでしょう
子どもが学校に行くことは、決して親の願いを実現するためではありません
そして、親としても心配な現代社会の問題として、いじめ問題や増加する不登校の問題もあります
学校に行きたくないと訴える子どももいて、不登校の課題に直面する親も少なくありません
子どもが学校に行かない理由はさまざまですが、その背景には心理的な要因、社会的な要因、家庭環境などが絡み合っています
本記事では、不登校を経験する子どもを持つ親の立場から、
学校に通うことの意義と、不登校との向き合い方について考察します
学校教育の基礎:知識とスキルの習得
学校の役割として、子どもが基礎的な知識とスキルを習得するための場です
これは、親が学校に期待する最も基本的な役割です
読み書き、計算、科学の基礎など、日常生活や将来の社会活動に必要な知識や技術は、
学校での学びを通じて身につけられます
これらの基礎的なスキルは、社会に出てからのさまざまな場面で役立つものであり、
子どもが将来、自らの豊かな生活や更に自己実現を果たすための土台となります
しかし、不登校の子どもたちにとって、学校に通うことが必ずしも容易ではありません
学問的な能力があっても、学校環境に適応できない子どももいます
社会性の発達と人間関係の構築
学校は、子どもたちが社会的なスキルを身につける場でもあります
子どもが他者とどのように関わり、協力し、自己を表現していくかを学ぶことが非常に大切です
親はこのことを頭に入れておくことが大切です
勉強だけではないのです
周りの友だちと一緒に成長するのが集団であり学校です
その中では、もちろんトラブルも発生します
トラブルから逃げてはいけません
トラブルからどのように学んでいくか、解決する方法を身につけていくかが重要なスキルです
学校では、子どもたちは同年代の仲間と共に過ごし、友達を作り、意見を交わし、
時には意見の違いを乗り越える方法を学びます
しかし、不登校の子どもたちにとっては、この社会的なスキルを学ぶ機会が制限されてしまいます
親としては、子どもが学校外でも他者と交流し、社会性を育むための環境を整えることが重要です
学校でなくても人との関わりをつくることはできます
例えば、地域のサポートグループや趣味を通じたコミュニティ活動に参加させることで、子どもが社会的なつながりを保つことができます
また、家庭内でのコミュニケーションを大切にし、子どもが自分の感情や考えを表現できる場をつくることが重要です
自己発見と自己表現の場としての学校
学校は、子どもが自分自身を発見し、自己表現を学ぶ場でもあります
学校の教育課程は、算数、国語、社会、理科、に加えてスポーツや芸術に関わる教科、特別活動など
さまざまな機会を通じて、子どもたちは自分の得意な分野や興味を見つけ、自己表現の方法を学びます
親として、子どもが自分の強みや興味を見つけ、それを伸ばす機会を考えることは非常に重要です
不登校の子どもたちにとって、学校での自己発見や自己表現の機会が失われる可能性があります
親としては、子どもが家庭内や他の活動を通じて自分の興味や強みを見つけることができるよう、サポートする必要があります
例えば、オンライン学習や家庭でのプロジェクト、クリエイティブな活動を通じて、
子どもが自分を表現する場を作ることが大切です
親と学校の役割分担
親は基本的に学校教育に対する期待は大きいです
義務教育として義務を履行して子ども学校に行かせているわけですから、
子どもの学習に関する教育を学校に任せているので当然です
そこで不登校になったしまうと学校にどのような期待を持つべきかです
基本的に、学校に登校できていないのですから、行けるような対応を学校に求めていくことです
子どもの状況によって取り組んでもらいます
ただ、親と学校は協力し合わなければ十分ではありません
親として、学校教育に対する期待は大きいものの、
すべてを学校に任せるわけにはいきません
学校の責任にばかりすることもできません
特に不登校の子どもに対しては、家庭での教育がより重要な役割を果たすことになります
家庭と学校が協力し合うことで、子どもがより健全に成長し、
社会に適応できるようになります
親は、子どもが学校で学んだことを家庭で実践し、応用できるようサポートすることで、
子どもの学びをより深めることができます
不登校の子どもに対しては、家庭での学びの環境を整え、
必ずしも学校に行かなくても成長できるように考えていきます
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不登校と向き合う親の姿勢
不登校の問題に直面した親は、まず子どもの気持ちや状況を理解することが大切です
子どもが学校に行かなくなると「どうしたらいいのだろうか」と、あたふたすることもあるでしょう
子どもが学校に行けない理由はさまざまであり、
単純な怠けやわがままとして捉えるのは誤りです
子どもの心の中で何が起こっているのかを理解し、
無理に学校に行かせるのではなく、
子ども自身が安心できるように、まず心がけます
親は自分の思いを優先するのではなく、子ども優先で臨むことが大切です
専門家の助けを借りながら、子どもが学校に戻れるようにサポートするか、
あるいは学校以外の学びの場を見つけるために努力するこもも必要になります
子どもが自分のペースで成長できるよう、焦らずに見守る姿勢が必要です
まとめ
親は、「学校に何のために行くのか」、まずは自分の考えを問うことが大事です
自らが学校に行く意味を明確にすることです
自身は、学校に行くことが当たり前のことで、
行くことの疑問を感じることがなかった人が多いのではないかと考えます
ある一定の年齢になると、就学児として名簿に名前が挙がり、当然のように学校に行く準備が始まります
子どもは、成長することへのうれしさと学校教育への不安があるでしょう
親として「何のために学校に行くのか?」という問いに対して、学校は子どもが知識やスキルを習得し、社会性を育み、自己発見をするための重要な場であると考えます
しかし、子どもはそうではありません
学校に行く意義があるのであれば、子ども自身が意義をどこかで理解していくことが必要でしょう
子どもに「学校に何しに行くの?」と問えば、
ほとんどの子どもが「勉強!」と答えるのではないでしょうか
学校で勉強しているのですから当たり前の答えです
個々の子どもが学校に行く意味、自分は学校に何をしに行くのか
目的を持つことが大切であり、
そのことを学校教育や親が伝えていくことが何より大切ではないでしょうか
不登校という現実に直面した場合、親は学校に通うことだけがすべてではないことを理解し、
子どもが安心して成長できる他の学びの場をつくっていくことです
目的は子どもの豊かな成長です
学校だけが選択肢ではありません
家庭と学校、そして地域社会が一体となって、
子どもが将来に向けて健全に成長できるようサポートすることが大切です
これからもこどもの成長、将来について考えていきたいですね