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「何もなかった」私が得たもの

写真は先日の福岡の写真。
今医学部の教職員さんにコーチングを教えている。
普段はオンラインだが、この日はライブでの研修。
やっぱりライブはいいなあ。

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昨日の投稿が思った以上に好評
びっくりすると共に嬉しい限りである。
読んでくださった方、スキしてくださった方
本当にありがとうございます。

今から20年以上前にうつ病になって
それで会社を辞めて迷走して、
10年ほどかけてようやくなんとかなった感じ。

うつになったあとは

「本当に何も残っていない」

そう実感していた。
起業も転職もことごとく失敗した。
破産寸前まで行ってしまったし、

「明日人生が終わるかもしれない」

毎日そう思って暮らしていた。
生きた心地はしなかったやっぱり。

時間はかかったけど
少しずつ人生を取り戻し、
そして少しずつ
これまでは考えたことがなかった
未来に意識を向けるようになった。

13年前、食べていくために
役所の仕事に就くことができた。

元々コーチング1本でやるつもりだったので
長く勤めるつもりはなかった。

それが13年になる。
一応一年契約なので、毎年更新の時期がくる。
そのたびに「今年で辞めようか」とも思う。
でも

「来年もお願いできるかな」

そう言っていただく。
それは私にとってすごく幸せなことだ。

自分の存在を必要としてくれる人がいる。

これに勝るものはないんじゃないかな。
そう思う。

その期待に応えたい。
それだけを胸に走り続けてきた。
もちろん役所だけでなく、
その他のコーチングに関してもだ。

必要としてくれる人に応える

すごくシンプルなこと。
でも私は、この50年以上生きないと
そのことに気づけなかった。

必要としてくれる人に応える
そのためにもっと誠実になる

そう決めた。
すると、仕事が増えていった。
何もなかった自分が
医学部の先生方に研修をしている。
しかも9か月間の長期だ。

何もなかった自分が
これだけのことを任されるようになった。
時間はかかったかもしれないが
私にはきっと必要な時間だったと思う。

人生、諦めちゃいけないし、
人生、捨てたもんじゃないと思うな。