90歳の参加者さん

90歳の方がグループワークに参加してくれました。

準備していた資料を急遽変更して
WRAP(元気回復行動プラン)の
「元気に役立つ道具箱」をみんなでつくることに。

元気に役立つ道具箱

WRAP(元気回復行動プラン)は
「いい感じの自分」であるために
調子が崩れたときに早く元気を取り戻せるように
プランプランニングするものです。

その中でも
「元気に役立つ道具箱」といって

「これをすると元気になること」
「やらないと元気がでないこと」

をそれぞれあげていってもらいました。

元気に役立つ道具箱の例

・カラオケ
・友達と話す
・県外に行く
・ウインドウショッピング
・買い物
・走る
・散歩
・・・

さらにいくつも出ましたが、
今回はもともと「人と人との関係性」について
とりあつかう予定だったので、

「相手に興味関心をもって聴いてみる」

というワークをやってみました。

相手に興味関心をもって聴く

「カラオケを歌うと元気が出る」

という道具箱に対して

・何曲歌いました?
・何を歌いました?
・〇〇さんの歌がお好きなのですか?
・へ~、それは何年前ですか?
・・・

これらをもうちょっと丁寧に質問しながら
対話を進めていくと
意外な人生ストーリーの話が始まり、

最初は「可愛らしいおばあちゃん」と思っていたのが

「ああ、ご苦労されたのだなあ」と労わる気持ちや
「若いころ、そんなことをされていたのか」と尊敬の気持ち
結婚生活、子育てのご苦労に共感の気持ちが湧いてきたのです。

相手の話を聞くときは
ただ聞いて終わりではなく、

こんなふうに

言葉や表情、態度など現れたものに
「どうしてそうなのだろう?」

と興味関心をもって
その人について聴いてみると

自然と相手との距離が近くなり
思いやりをもって接することができるようになりますよ。

今回は


「元気に役立つ道具箱」をつくりながら
年齢の離れた人とでも

お互いに興味を持ちながら
コミュニケーションする、

ということをやってみました。

おじいちゃんおばあちゃん、親戚
ご近所さん、会社の上司など

何を話していいかわからない時でも
落ち着いて相手に興味関心をもって
質問してみると

意外なエピソードが聞けて
ぐっと距離が縮まるかもしれませんよ。


⧉「自分、人への理解を深める新春講座」はこちら


https://note.com/mentalcare_body/n/n8167f1a1c0c3


<LINE>

LINEからもお申込み受けつけています。
わからないことや聞きたいことなどあれば、
以下のリンクから公式アカウントを友だち追加して、トークルームからお気軽にお問い合わせください。

ファシリテータープロフィール

えりぃ

家族が事故で障害を負ったのをきっかけに大学で福祉を学び、国家資格精神保健福祉士を取得。卒業後は施設や病院で勤務し、1000件以上の相談支援を行う。出産後、アレルギー治療のため食、自然療法、整体等を学び、妊娠・出産・子育てのNPO活動を行う。メンタルヘルス分野のWRAP(元気回復行動プラン)・IPS(意図的なピアサポート)を学び、仲間とグループワークを開催。お産を語る会やメンタルヘルスの勉強会、講座等多数開催。現在は、女性のためのメンタルサポートとして、オンライン・対面でのグループワーク、勉強会などを開催している。

プロフィールページはこちら↓



いいなと思ったら応援しよう!