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家族のガン治療と対話について

先月父に癌が見つかり、カテーテルのため入院していましたが今日退院となりました。

子どものアクシデントが終わったと
ほっとしていたら今度は父に腫瘍が
みつかり急展開となるとは…


家族の覚悟

年末で仕事の忙しい時期なのに
と思いながらも目の前で起きたことは
必要なこと。

子育て、仕事、親の介護と大変だとは聞いていたけれど、
話し合える兄弟がいることが本当にありがたい。

引き受ける覚悟を決めてやることをやるしかない、
と周りにもサポートを求めながら進めています。

治療を決めるまで

近所のかかりつけでみつかり
大きな病院へと紹介されて受診となりました。

先生から現状の説明と今後の治療について
とても丁寧にお話してもらえました。


「お薬に頼らないメンタルケア」

というコンセプトが
身体の声を聴くメンタルケアには
ありますが、

だからといって全部を否定するわけでも
拒否するわけでもありません。

ケースバイケースで必要な医療や薬は使う、

けれども「お任せします」と判断をゆだねたり
「わからないから」と考えることを放棄するのは違うよね、

という方針です。

主体性

WRAP(元気回復行動プラン)では、
クライシスプランと言って

自分では判断できるような状況
ではない時のことをあらかじめ想定して、

そうなった場合は「こうしてほしい」
という希望をあらかじめ決めておいて、

信頼できる人に託しておくプランも
あるくらい「主体性」自分がどうしたいか、を大切にするのです。


先生が画像を見ながら
どの部位に腫瘍があって
それがどのぐらいの大きさなのか、

それに対してどのような治療法が
考えられるのかを説明してくれます。


治療法としては


・癌の摘出手術
・抗がん剤治療
・カテーテル
・放射線
・陽子線治療

があげられました。

以前に比べるとお医者さんの説明が
とても丁寧になっていると感心し
(上から目線ではないですが(^^;)

リスクもちゃんと説明してくれるのがいいと思いました。


抗がん剤治療は負担が大きいのでやりたくないと父が断り
摘出手術も年齢から考えると負担が大きいと先生も言われ、

年齢が高い方でも選ばれるのが
多いというカテーテルなら…
という話に。

鼠径部からカテーテルを入れて
腫瘍に薬を投与してかつ、
栄養を送っている血管を焼き
これ以上大きくならないようにするという治療です。


生き方死に方

この時も兄弟で何回も話しあいましたが
うちの家族は「基本的にあんまり治療はしない」
という点では一致しているので、

年齢も年齢なので

「残りの寿命をどう生きたいか」

そして

「どう死にたいか」

と結局は生き方、死に方の選択ですね。


もし私が 癌になったら

私は身体に不必要なものが溜められず
すぐ排出してしまう体質なので
ガンにはならないと思っているのですが

今知っていることを全部やります。

が、家族や他人となるとそうはいかないので
1つ1つ説明しながら、
これからどうしていくのかを
話し合っていかないといくつもりです。

医療以外の選択肢もいくつか出たので、
ひとまず 今回はカテーテル治療を選択しました。

これからの生活


術後お見舞いにいったところ
父はしんどかったようで

「散歩もしていない、ずっと寝ていた」と
ベッドに横たわりながら小さな声で話してくれました。

1人暮らしなのに退院後大丈夫かなあと気になっていましたが、
今日退院で迎えに行くと歩けるようにはなっていたのでほっとしました。

 近くに家族がいるとはいえ、
これからどう生活していくのか。

 介護保険を申請する、
ヘルパーさんに来てもらう、

くらいは考えているのですが
これからのことをもっと具体的に家族で
話し合っていかないといけないなとかんじました。

同じような状況の方もいると思うので
また周りにも聞きながらみんなで考えていきます。

対話

家族の中でも大事ですね。


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ファシリテータープロフィール

えりぃ

家族が事故で障害を負ったのをきっかけに大学で福祉を学び、国家資格精神保健福祉士を取得。卒業後は施設や病院で勤務し、1000件以上の相談支援を行う。出産後、アレルギー治療のため食、自然療法、整体等を学び、妊娠・出産・子育てのNPO活動を行う。メンタルヘルス分野のWRAP(元気回復行動プラン)・IPS(意図的なピアサポート)を学び、仲間とグループワークを開催。お産を語る会やメンタルヘルスの勉強会、講座等多数開催。現在は、女性のためのメンタルサポートとして、オンライン・対面でのグループワーク、勉強会などを開催している。

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