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人間の感情の中で「恐怖」という感情はかなり強力な制約があるものの1つだと思います。

今まで幾つかスリップ防止策を紹介してきました。基本的に、私は断酒は楽勝、断酒はメリットだらけをモットーとしています。

ですが、スリップ(再飲酒)ついてだけは、根底にあるのは恐怖です。

小学生の頃のエピソードを紹介します。小学5年生の頃、私はゲームセンターにはまり、両親のお金に手をつけたことがあります。

もう、25年前のお話しです。その頃のゲーセンは今のようにお洒落な場所では無く、不良のたまり場でした。

そこで競馬のメダルゲームにはまりました。100円10枚のメダルを購入し、一着と二着をベッドして当てるゲームです。

大体外すんですが、大穴が来ると1000枚位大当たりします。子供ながらドーパミン出まくりだったと思います。

子供のお小遣いでは足りず、遂に両親の財布からお金を抜くという行為をしてまでゲーセンにはまりました。

1ヶ月程してお金使いの荒らさ、近所の人の目撃情報から敢えなくバレました。

そこで、、三日三晩といって良い程めちゃくちゃに怒られました。父親に延々と怒られ、母親と兄には泣かれてしまい、学校の先生、塾の先生にまで叱られました。

ただただ怖かったです。そして、自分のやった行為がいかに愚かな事だったのか子供ながらにはっきり分かりました。

これを書いている今でも思い出したく無い程の恐怖です。

しかし、その時怒ってくれた両親、家族には本当に感謝しています。その後一生ギャンブルにはまっていません。

ゲーセンの件で、自分にはギャンブルにのめり込む才能があることも分かっていましたので、パチンコや麻雀などそもそも最初のキッカケを作ることすらしませんでした。

何よりあの三日三晩の恐怖が今でも私の行動を正してくれるのです。

恐怖によって人を支配することは宜しく無いですが、悪いことに導かない為には恐怖も有効だと思っています。

この恐怖の経験が、アルコール依存性のスリップにも生かせるのではと思っています。 

前置きが長くなりましたので、スリップへの生かし方は次回にします。

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