トライアスロンに出たいけど何から始めていいかわからなかった
2023年の12月
急に「トライアスロンに出たい」と思って決意しました。
国内のトライアスロンシーズンは5〜10月あたりなので今からやればなんとか完走できるくらいにはなる。
そう信じて練習していました。何にも根拠はありませんでした。
最終的に
オリンピックディスタンス(スイム1.5km バイク40km ラン10km)を完走できました!正直できないと思っていました。
完走に至るまで、課題や問題だらけ。やってみたいという気持ちが少しでもある方。大丈夫です。何とかなります。「トライアスロンは全てが勝者」と偉い人言っていました。やった人に得られる幸福感は凄まじいですよ。
私は全て一人で練習し完走までできました。教えてくれる人は誰もいない。そんな環境でもなんとかなることは証明できたと思います。でも経験者が近くにいることに越したことはないです。
そして一番練習すべき種目は水泳です。
きっかけ
youtubeを見るのが大好きで毎日欠かさずアプリを起動。その中で出てきたのが「石丸伸二」さんの切り抜き動画。その動画は
安芸高田市に台風が来ているのに市長が千葉にいるとはどういうことだ。
と議会とのバトル。(このバトル自体はいつも通り)
なぜ千葉にいたのか。
それはトライアスロンの大会があったから。
もちろん当時の市長は対策を行い、休暇の一環としてトライアスロンに出場。
「待て待て、こんな忙しい人がトライアスロンに出ているのか。暇な自分でできない訳ない。」
と思って決意を決めました。
始めたこと
何から始めてどんなスケジュールで動くのか無計画にスタート。
運動歴といえば高校生までサッカーをやっていた程度。しかもベンチにも座れないレベル。
小学生の時に水泳はたまたまやっていたので4種は泳げる自信があった。
自転車は養成校を卒業してから一度も乗っていないし、ママチャリもない。
ランは知人の誘いで10kmマラソンに出たけどとてもしんどかった。
とにかくここ5年程度はまともに運動していない。
まずはランニングとスイムからスタートしました。
ちなみに12月の段階では「本当に出るの?」って自分でも思ってましたね。
ランニングとスイムの練習からスタート。バイクは手元にないのでだいぶ遅れてスタート。
今思えば本当に軽い気持ちで始めていました。これが最後の方で後悔することになります。
私には2人の子供がいるパパです。当然育児や家事も行います。
あれ?運動する時間なくね?
平日は仕事、休日は家族で出掛けて、公園に行ったり、買い物をしたり、家の掃除をして。とやることたくさん。もちろん飲み会や遊びの予定もあります。
そうなんです。練習する時間探しからスタートしました。
平日
6時 起床
7時 出勤
18時 帰宅
18〜22時 子供たちの夜ご飯とお風呂と寝かしつけ
22時 そのまま就寝
休日
7時 起床
7〜12時 家族で朝ごはん、家の掃除、洗車、公園で遊ぶ
13〜16時 食料品、日用雑貨の買い物
18〜22時 子供たちの夜ご飯とお風呂と寝かしつけ
ここで何かを始めるには何かをやめないといけないことに気づく。
でもやめられるものなんて何もなかった。
あれこれ考えた結果、週末の休みに6時に起きて走ることに。
しかし残念なことに週末だけの練習では足りなかったです。
スケジュール管理から練習は始まっていた。
やっと本格的な練習開始
ここでまた新たな課題と遭遇。
5km走りました。
しんどすぎる。
呼吸器系だめ。筋肉、関節も悲鳴を上げる始末。
この時点でやめようと考えました。多分ここでリタイアする人すごく多いと思います。辞めるか続けるか。初心者の分岐点になります。
でも辞めてもいいと思います。
なぜならトライアスロンは過酷で下手したら命落とします。本番でもリタイヤは勇気が必要です。
辞めて始めて、辞めて始めて。そんな練習方法もあると思います。
私はとりあえず週末のランニングだけできるだけ続けることにしました。
この週末ランニング、これが継続できるだけでもすごいことだと思います。何回も心を折られて、「もうやりたくない」ってずっと思ってましたね。
気持ちを切らさない。簡単なことではないです。
次にスイム練習です。
またスケジュールから考えます。
当然練習する場所はプールが第一選択になります。
まだ出場する決意をしきれない私は当然のように利用料の安いところを探します。
やはり市民プール一択になります。
スイム練習は移動時間と練習時間、そして着替えもあります。ざっくり計算で1時間練習、その他に1時間
2時間は必要でした。
たまたま午前中だけで終わる仕事があったのでその日に練習することにしました。
そこで気づきます。
このスポーツは時間的にゆとりがある人じゃないとまず練習もできないし大会も出ることができない。
トライアスロンというスポーツのハードルの高さを知ります。
そして練習へ。
小学生以来のプール。まず泳げるか確認。
25mって長い。
最初の感想です。
小学生当時は25mプールを全力で泳ぐことしかしていません。
そうです。ダラダラと泳ぐってことをしたことがなかったのです。
ランニングでいえば全力で走ることはできてもジョギングやペースを落として走れない。そんな状況です。
早く泳ぐことしか知らない私は100m泳いだだけで死にそうなほど苦しくなりました。
でも不思議なことに周りを見てもそんな息がきれてる人は誰もいません。
昼の市民プールは60〜80歳が多い印象です。
そんな中、人生の先輩たちは悠々自適に何度も往復して泳いでるではないですか。
この人たちと何が違うのか。なぜそんなに泳ぎ続けることができるのか。尊敬の眼差して見ていました。そのくらいの衝撃がありました。
ここでも心が折られます。
だって水泳は一番
命の危険を感じた
からです。
息付きで水を飲みます。呼吸できません。苦しいです。溺れます。
50m程度でその経験をします。本番はどのくらい泳ぐ?
1500mですよ。海ですよ。
そんな過酷な環境が頭の中を過ります。
スイムは一番初めに、一番練習した方がいいです。
結果的にスイムは一番勉強しました。
もちろんyoutubeです。今はたくさんの動画が公開され、視覚的に勉強ができます。多分20年前なら私はトライアスロンでてないです。
練習回数を増やすべきだと思い、検討しましたが
どう足掻いても週1回が限界でした。
だからこそ1回の練習を大切にすることができたと思っています。
もしもこれから始めるなら練習時間の確保と本番までのスケジュール管理、そしてスイムパートの練習時間を作りましょう
そして無理なく、練習し、辞めても問題ないです。始めよう。走ろう。そうチャレンジできただけでも成長していると思います。
継続している人たちは本当に尊敬します。
大会が終わってから練習するモチベーションがなくなってしまい、今はぐうたらしているところです。
また練習を始めたら更新していこうと思ってます。