ファッションでいいものを買って大事に使う人が1人でも増えてほしい件
現代のファッションについて考える時に、皆さんにぜひ知ってほしいことを記事にします。
先に今回の結論をいうと、無駄な買い物をせず、愛着の湧くものを選び、大事に使う人が増えてほしい!ということです。
テーマは『ファストファッション』についてです。
ファストファッションとは、ユニクロ、GU、ZARAなどトレンドを取り入れたファッションを安価に売り出しているファッションブランドのことです。最近では一流のブランドとのコラボ商品なども手掛け、特に日本では多くの人気を集めています。安価と言う点も個人により感覚が様々なため、ファッションブランドというカテゴリーの中で区別をせずに認識している人も多いかと思います。学生の人気ブランドランキングなどが発表されればトップにくるブランドはファストファッションという時代です。
お金が無く、ファッションを楽しみたい人など、ファストファッションブランドが人を幸せにしている事実の裏で、大きな問題があるということを知っていただきたいです。
1. 労働問題
ファストファッションブランドのTシャツ1枚500円、デニム1本1,990円、ダウン1着5,000円。新品でこの価格、安くていいなと思う人も多いかと思います。
では、新品で500円のTシャツと、5,000円のTシャツなにが違うと思いますか?
デザイナーズブランドなどは、デザイン料を取ると思います。しかし、差額が全てデザイン料というわけではありません。生地などの『原材料』と作る、運ぶなどの『人件費』の差です。
高級ブランドでもファストファッションでも販売員の給料や、輸送費など日本に入ってからはさほど変わらないことは想像できると思います。発展途上国では、とても過酷な労働状況で働いている人が少なくありません。
画像引用:FASHIONSNAP.com
日本に住んでいるとイメージがわかないかもしれませんが、最低賃金などという考えをもっていない発展途上国などはまだまだ存在します。大企業の多くはより安くと、安い原材料が提供できる国と契約を交わし、更に安い労働力がたくさんある国に工場を建設し製造します。
その洋服を作っている人がどんな生活をしているかというと、決してよいとはいえない環境で朝から晩まで働き、体を酷使している労働環境なのです。現に、バングラデシュの縫製工場の入ったビルが崩壊し、1000人以上の労働者が亡くなった事故もおきています。
2. 環境問題
安い洋服を作ろうとすると原材料を安くすることになります。そこで大量に使用されるのが石油です。更に安くするためには大量に作って販売する必要があるため、使用する量は尋常ではありません。
水質汚染や大気汚染などは深刻です。元々日本などに比べると衛生環境がよいわけではない環境に上乗せされる形で悪化の一歩を辿っています。労働力を提供している発展途上国からどんどん環境が悪化していくのです。日本などの先進国にはきれいな洋服だけ届き環境の影響がでるのはずっと先になるでしょう。
画像引用:TABI LABO
労働環境がよくないには、水質汚染や大気汚染も含まれているのです。
3. 動物の問題
原材料は科学繊維だけではなく、動物性のものも含まれます。
例えば、ダウンで考えるとフェザーとグースなど、鳥の羽根が原材料となります。5,000円と100,000円のダウン、原材料の鳥が育つ環境には大きな差があります。ファストファッションのダウンはとにかく質より量です。
効率的に羽根を取るために無理やり餌を食べさせられギュウギュウな鶏舎で育つ環境は悲しみを覚えます。
【伝えたいこと】
画像引用:Africa Quset.com
ファストファッションが絶対悪だという話ではないです。ユニクロのヒートテックやエアリズム、ソックスなどは本当にいい商品だと思います。企業努力も尊敬します。
もし企業の方に伝わるとしたら、もっと作る数を減らして、大量生産大量消費をなくしてほしいなと思います。
一人の消費者として、ファッションという文化を考えたときにできること
それは、無駄な買い物をしないで、正しい知識と愛着をもって購入し大事に使っていくことだと私は考えます。
特にメンズファッションでは、一生モノのいいものというものが必ず存在します。私はこれからもそのようなアイテムやファッションを発信していきます。
1人でも多くの人に共感していただき、誰しもがファッションで幸せに暮らせる世界になれば嬉しいです。
画像引用:Instagram
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