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浅い考えが透けて見える

コロナが蔓延している。
あちこちの部署でコロナに感染した人がボッコボコ出て、それに二乗三乗する勢いで濃厚接触者となり人が減ってる。

私が働く部署、通称「人材の墓場」は、幸いまだ感染者は出ていない。
みんな考えていることは一緒のようで、この部署で第一感染者になろうもんなら、お局にどんな嫌味を言われるかわからないってんで戦々恐々としている。
だからか、私を含め感染対策には気を付けて無駄なお出かけもせず、という人が多い。(いい加減ストレスたまるぜ)


人間の嫌な部分がさまざま露呈する部署、人材の墓場。
この部署でコロナは蔓延していないが、すでに差別は蔓延している。
だが、そんな空気をあまり感じることのない人間が一人だけいる。

キャラの濃いメンディーちゃんだ。
久しぶりの登場である。

メンディーちゃんに関してネタは結構あるのだが、なかなか活字にするのが難しいニュアンスのことが多いので、熟成下書きになっている。


しかし、もう限界だ。(書きたい)




昨日、夜寝る前に今回の件を思い起こし、嫌な気持ちになったのだが朝起きても同じ気持ちならnoteに書こうと思いながら寝た。
モヤモヤしていることがある夜は、ベットで悶々と考えるよりも「明日noteに書こう!」と思うとすっと眠りに入れる。
こんなところにもnoteの効果が!(笑)


メンディーちゃんには小学校と保育園に通う子供が二人いる。
コロナ前は、子どもの理由でよく突発的に仕事を休んでいたが、コロナの世界になってからは、子どもの理由で休むことはなくなった。
子どもが熱を出しても、誰かに預けて仕事には来るようになった。
メンディーちゃん本人もコロナ前は、体調不良を理由に突発的に休むことが頻繁にあった。
しかしコロナの世界になってからは、休まなくなった。

コロナ前に突発的に休むことが日常茶飯事だったのに、それができないのはやはり「発熱」「体調不良」と言うとコロナを疑われるからというのは察しが付く。
私も周りの人間も薄々気付いていたが、彼女が言っていたコロナ前の突発的に休む理由は、本当に発熱や体調不良のこともあったかもしれないが、なんとなくサボりたいな、子どもや自分の体調のせいにして休もうと思っていたであろうことはわかってる。
言いやしないが。
彼女の翌日出社した態度がバカンス帰りのような雰囲気を醸すため、ああこいつサボりやがったんだな、と察するわけよ。

確かにね、そんなときもあろうよ、子育てしていたら。
私もそうだったし、休みたい時はあったし実際そうしたこともある。
せめて体調不良で休んだのなら、少し芝居しておいてほしいね、嘘でもいいから(笑)




夕方、忙しく仕事をしている最中にメンディーちゃんが嬉々として言ってるのが聞こえてくる。
「あ!小学校からメールが来た。コロナ感染児童が出たって!」
心配そうに振舞っているけど、わくわくしている感じが隠せないのがメンディーちゃんである。
「あ、でもクラスは違うんだ…。」と残念そうであるが、気を取り直して
「私、来週出社できないかもしれない~♥自宅待機かもぉ。」と宣う。


うざい。
こんな時のこいつ、マジうざい。




コロナを盾に休めるわwという魂胆が見えるからうざいんだ。
来週は3月に入る。
めちゃくちゃ忙しくなるのがわかってて、嬉しそうに休みになるかもとぬかしやがるあの無神経さがうざいんだ。




大雪が降った日も、「雪」を理由に遅刻が許される、のでゆっくり出社する。
保育園がコロナ消毒のため休園する間、子どもを見てくれる人がいないからという理由で3日連続で休む。(年中隣の実家へ行っているのになぁ、と不信感は募る)


自分や自分の家族が感染者になるのは嫌だけど、周りの人間が感染してるし休まなきゃ仕方ないでしょ、というのが見える。
いや、休みたかったんでしょ、ずっと突発的に休む(サボる)ことがこの2年できなかったからさ、って思ってしまう。

なんせ、コロナで休める嬉しいというのが全身で表現されていてだな、あまりにも正直なメンディーちゃんに周りは困惑中。
全部バレてんだけど、メンディーちゃん本人はバレてないと思ってるところが滑稽。

浅いのよ考えが。
私も38歳の頃はあんなんだったのかなぁ。
いやいや。違うと思いたい。




と、いうお話というか愚痴。
さて、彼女は月曜日出社するのだろうか。