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人材の墓場なのか

【ぼやき】

私は派遣社員として今の会社のとある部署の1要員として配属されたわけで、社員のように3年程度のサイクルで転勤命令が下される訳では無い。

今の業務が無くなれば、私の仕事も終わる。

そうしたらまた別の会社に派遣社員として向かう(都合良く仕事があればの話だが)、もしくは別の働き口を探すかだ。



今やっている業務は、特殊でちょっとばかしの知識が必要で、面倒。
だが、半年もやれば慣れる。
極度に向き不向きがある仕事だとは思う。
一般的なオフィスワークができるなら、誰でもできる仕事だけど、続かないってやつだ。

今までここで働いてきた人たちのことを聞いたことがある。
半年やってやっと慣れてきたころ、
「この仕事無理向いていない、メンタル持たない。」と辞めちゃうというパターンが多いと。
こんな仕事だからこそ派遣にさせるんだろうなと思う。
社員はしたがらない仕事なんだ。

そんな仕事に関して、「向いていない」とは思わなかった私は丸3年勤め、今年で4年目だ。
以前の職場がブラックに近いグレーな所だったので、それに比べたら全然余裕と思った。


最近思うことがある。
私の直属上司も、その他の上司も、この部署から別部署への異動がほぼない。

毎年春と秋の異動の時期に決まってざわつくけれど、誰も異動しない。
そして誰も異動してこない。
この部署を去るときは退職の時なのだ。


私の上司がどこへも異動しないのは、どうやら持病があるかららしい。
異動させて万が一そこでストレスで病気が悪化でもすれば、面倒だということらしい。
奴は定年までをこの部署で待つ、というサラリーマン人生のようだ。
結局は、病気で即戦力としてはもう使えないけれど、病気を理由に退職させるわけにはいかないってやつだ。

別の上司は営業店で損害を出しここへ異動してきたと聞いた。
10数年以上前の事らしいが、もうどこへも行くところはないらしい。
同じく定年を待っている様子だ。

またまた別の上司は、ふらふらとして仕事しないからってここへ異動してきた…。(要するにそんな人材ばかりが異動してくる部署ってことで、察して。)


入社した日、人事の担当者に
「あ、貴女はあの部署なのね…。が、頑張ってね!」
と、妙な空気感を醸し出して、声が上ずっていたのが今蘇る。

ああ。そういうことか。


~人材の!墓場と思しき理由をYO!箇条書きに!してみたYO!~

・部屋に暖房ない(真冬は極寒)理由はこちら
・窓ははめ殺し(空気が入れ替わらない)
・元サーバ室兼倉庫(人間が過ごせる空間として作られていない)
・壁薄い(隣の部署の人たちの声がよく聞こえる。昭和のアパート感)
・諦め感漂う(結局、言っても無駄だから我慢する感。社員覇気無)
・他部署からの攻撃が半端なく、反撃に出てはみるが最終的にいいなりになる(パワーバランスやばいw)
・トイレが汚い(掃除のおばちゃんが巡回する頻度が低い)
・ビルの中の裏廊下の突き当りをずーーーーーーーっと奥に行くとある部屋(廊下の電気が消されているがエコ対策だけの理由ではない気がする)
・他部署からの依頼で内職させられる時がある(シール貼りとかw)が、こちらが忙しくても他部署の人間はヘルプなんて来ない。


江角マキコ主演のドラマ「ショムニ」の部屋のようだ。
相棒の「特命係」の部屋のようだ。
愛の不時着に出てくる北朝鮮の「盗聴係(通称耳野郎)」の部屋のようだ。


この状態の職場に対し、達観の域に達した隣の席のメンディーちゃんは、
「無我の境地よ。言い出したらきりがないわ。」
と、淡々と仕事をしている。


ヒョー。私もそこまで達観したい。それは諦めなのかもしれないが。

でもね、一番嫌なのはやっぱり部屋に暖房ないってことよ!
人間として扱われていない気がするんでね。


書いていて気が滅入ってきたのでいったん、やめ。


#私の仕事