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【読書2冊】ハイデガーと十牛図

7月中旬に放送大学の試験を終え、長い夏休みに入っている。
観たかったドラマも、映画も、一通り終えた。

新学期は10月からなので、まだ1か月半もある。

いつもこの長期の休みになると、時間を持て余してしまう。
お盆休みも重なって、暇、である。
オリンピックも、昔ほど見なくなった。
東京オリンピックは一切見なかったし、今回のも、結局見ていない。

なんだかなぁ、見る気持ちにならないんだよ、なんでだろう。


なので、この三連休は本を読むことにした。
哲学の授業の中で出てきた「ハイデガー」と「十牛図(禅)」。
授業が終わっても、引き続き私の中に「興味」として残っている。
それらついて書かれた2冊。

どちらも、語り口調なのでとても読みやすかった。


【誰にもわかるハイデガー】
ハイデガーについて、作家の筒井康隆さんが講義を行ったときのものらしい。
講義を聞いてる気持ちになりながら、あっという間に読めた。
作家ならではの豊かな表現力で、ハイデガーを語っている。
笑いも含まれていて、難関ハイデガーが少し身近に感じた。
ただ、ほんの一部のハイデガー哲学のみで、このウィットにとんだ調子でもっと他の部分も書いて欲しかったなと、思った。

ようやく、ハイデガーの言う「気遣い」というのがわかってきた。
人に必ずくる「死」を受け容れながら、生きていく「死への先駆」。


【あなたの牛を追いなさい】
俳優の松重豊さん、禅僧の枡野俊明さんの対談形式。
禅の修行において、悟りを開くまでに10のパターンがある。
60才の松重さんはこれまでの人生を振り返りながら、十牛図に関する質問を枡野さんにしていく。
枡野さんは、十牛図を解説していく形で話が進んでいく。
穏やかなお二人の会話に癒されながら、これもあっという間に読んでしまう。






最近、老眼度合いが加速して、本を読むのも疲れるw

まだまだ長い休みは続く。
次は何をしようか。(暑いので、仕事以外では外に出たくないw)