海藻で腸をきれいに

免疫力を高める食事の基本は、「栄養バランス」がとれた食事です。
それには、肉ばかりでも野菜ばかりでもいけません。
いろいろな食材を摂ることが大事です。
ですが、最近は洋食が増え、口に入れる食材の種類が少なくなっています。免疫アップには、いろいろな食材を使う和食中心の食生活がおススメです。

昔から和食に使われてきた海藻は、免疫力上昇が期待されるぬるぬる成分の「フコイダン」が多く含まれています。
フコイダンは免疫細胞のNK細胞を活性化させることが確認されており、がんを抑制するほどのパワーが秘められています。

フコイダンの働き

有害物質を包み込み外に出す効果
余分なナトリウムやコレステロールなどを包み込んで、体外に排出します。

腸を有害物質から保護する働き
腸の粘膜にくっつき、有害物質から腸壁を保護して、腸内環境を良好に保ちます。

ガン細胞を減らす働き
ガン細胞自身のDNA分解酵素によって、がん細胞が弱るように働きかけます。

海藻を食べるのであれば、海藻特有のぬるぬるが強いものがおススメです。
もずくやめかぶ、昆布などがおススメです。
煮出したりせずにそのまま食べるのがおススメです。
海藻の成分にはフコイダンの他にもアルギン酸という成分があります。
アルギン酸は水溶性食物繊維で、有害物質やコレステロール、ナトリウムを吸着して体外に排出します。
そして、水溶性食物繊維は特に保水性が高く何倍にも膨らみ、腸を刺激してぜん動運動を促してくれます。
その結果、排便が促され、腸内環境の改善につながるのです。

海藻に含まれるヨード(ヨウ素)というミネラルも注目成分です。
ヨードは、新陳代謝を盛んにする甲状腺ホルモンの成分で、冷えを防ぐ作用が期待できます。
その他にカルシウムや鉄などのミネラルやβカロテン、ビタミンK、B群なども含まれています。


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