タマリンドがめんどくさい(スパイスカレー)
これも前回の豆同様、ぬるま湯に浸しておくだけの作業なので、実はさほどめんどくさくはない。
しかし、忘れがちなのだ。
スパイスを炒めたりした後に気がつくと、一気にやる気をなくす。
そういう意味でめんどくさいのがこのタマリンドである。
ところでタマリンドを初めて使った時には、その味に「わたし、インドカレー作ってる!」と興奮したたものだが、調理の際にみなさんこうは思わなかっただろうか。
「これ、食べ物としてアリなのか...?」
タマリンドの漉し汁、お世辞にも美味しそうには見えない。
なんだか汚れたオレンジ色だし、底に何か溜まっているし、手で握りつぶすというやり方もスマートではない。
しかし、ひと口なめてみると「インドだ!」となる。不思議だ。
酸味だけでなく、なんとなくのインド感がそこには存在する。
手で握りつぶすのも、インド人になったような気分ではある。
そんなめんどくさいけど好きなタマリンドではあるが、先日、正月旅行でおいしい梅酢を手に入れたのでタマリンドの代わりとして使ってみた。
梅酢は梅干しを作る段階でできるものらしく、原材料には梅と塩しか使われていない。
和のカレーでタマリンドの代わりに梅干しを使うことはままあるのできっと大丈夫だろうと思っていたが、想像以上に代用できていたし美味しかった。
これからは、タマリンドを浸け忘れた時のために梅酢を用意しておくのも悪くないかもしれない。
なすのラッサム
暴力的なくらいのスパイス感が出ます。
梅酢はタマリンド汁の分量を2倍希釈くらいで使いました。
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なす 5本
ツールダール 大さじ2
ギー 大さじ1
マスタードシード 大さじ半分
クミンシード 大さじ半分
レッドチリ 1本
トマト 1個(粗みじん切り)
タマリンド漉し汁 250cc
ターメリック 小さじ半分
塩
ーーー(スパイスペースト)
サラダ油 大さじ1.5
コリアンダーシード 大さじ1
メティ 小さじ1
ヒン 少量
チリホール 2本
チャナダール 大さじ半分
ココナッツロング 大さじ1
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①なすを4分の1ほどの大きさにカットして塩水にさらす。
②ツールダールを200ccの水で20分ほど、柔らかくなるまで煮る。
③スパイスペーストを作る。ココナッツロング以外のスパイスを香りが出るまで炒めた後、ココナッツロングを加えてペーストになるまでミルサーにかける。
④鍋でギーを熱し、スパイスを炒める。香りが出たら、水を切ったなすとトマトを加えて2分ほど炒める。
⑤タマリンドの漉し汁を入れ、ターメリックと③のスパイスペーストを加える。塩で味を整え、なすが柔らかくなるまで煮込む。
⑥鍋に②の豆を加え、濃すぎるようなら水を足す。5分ほど煮込んで完成。