アップサイクルの反対語『ダウンサイクル』

こんにちは。
世界一可愛くなれちゃうヘアバンド屋さんSEWING TOKYOです。

今日は『アップサイクルの反対語のダウンサイクル』についてお話ししていきます。
前回お話ししたアップサイクルについてはなんとなーくお分かりいただけたと思います。

そしてなんとアップサイクルに対して逆の意味を持つ「ダウンサイクル」と言う言葉があります。


たとえば、Tシャツから雑巾を作ったり新聞紙を再生紙にしたりと
『元よりも価値や質が下がり、いずれはゴミとなる継続性のないリサイクル』のことを指します。


つまりアップサイクルは『リサイクルによる製品のアップグレード』で、ダウンサイクルは『リサイクルによる製品のダウングレード』とも言えます。


「アップサイクル」とは、サスティナブル(持続可能)なものづくりの新たな方法論のひとつです。
従来から行なわれてきたリサイクル(再循環)とは異なり、単なる素材の原料化、その再利用ではなく、元の製品よりも『次元・価値の高いモノ』を生み出すことを、最終的な目的とします。


アップサイクルの領域では、一般ユーザーにも目に見えるかたちでの「デザイン」(色や形)が重要な役割を果たし、とりわけファッションと生活雑貨の領域では、大きな成功を収める事例が増えてきました。
その嚆矢のひとつであるスイスのブランド「フライターグ」は、トラックの幌布、自動車のシートベルト、自転車のチューブなどを用いた、実用的でデザイン性が高いバッグで、世界的に知られています。


軍用の布製品や、さまざまな理由でお蔵入りとなった古い素材を、若者向けのカジュアル服飾品として蘇らせた、フィンランドのブランド「グローブホープ」の場合、それぞれの素材の由来、アップサイクルのあり方をタグに記すことで、ユーザーに対する「身近なサスティナブル・デザイン」の意識覚醒も進めています。

このように世界中様々な場所でアップサイクルの取り組みが活発になっているんですね。
ただ、私が思うに日本には昔から『もったいない』と言う言葉がありました。
一時期『MOTTAINAI』と言うローマ字表記で流行語にもなりましたよね。
だから日本にはそもそもあるものを長く使う、と言う心が備わっている。
本来の日本製品は初めからハイグレードな訳で、それを大切に大切に使い経年劣化さえも価値とする。
お着物などはそもそも何代も使い継ぐ前提で織られています。

なので日本に住むうちは『今あるもので流行の変化により使いづらくなってしまったものを新しい感性でアップデートする』と言う感覚が1番分かりやすいかな、って思いました。
リサイクル、ってなんだか若い人には貧乏臭く思えてしまうかも知れませんが、アップサイクルこそ新鮮な感性で取り組むべきものなんですよね😊

今日はそんなお話でした。
ではまた👋



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