消えゆく記憶と共に〜双極症の私と認知症の母の日記〜
私は双極性障害を抱え、母は認知症を患っている。病が進むにつれ、私たちは現実を見失い、自分が誰であるかもわからなくなる。そんな私たちは、まるで鏡に映る存在だ。全体と部分は見方の違いに過ぎず、実は私と家族は一つなのだと気づいた。 私は決意した。母と共に、この病と向き合って生きていくことを。自分が自分であることを忘れるその日まで、母との日記を毎日綴っていこう。記憶の欠片を紡ぎ、心の絆を深めるために。