「愉快な祭りであった!」と将門公は言った。【ミュージカル「刀剣乱舞」真剣乱舞祭2022】
ミュージカル「刀剣乱舞」真剣乱舞祭2022
大千穐楽おめでとうございました!!!!!!!!!!
約2ヶ月間、一度も中止なく最後まで完走できたの、本当に奇跡だと思う。
スタッフさん、キャストさん、みなさん本当にお疲れ様でした。
素敵なお祭りを開催してくれてありがとうございました。
お祭りが終わったので、余韻から色々と綴っていきたい。
※といいながら、公開が1ヶ月半くらい遅くなってしまったのは本当にごめんなさい。
ストーリーの考察
大前提情報
・見た配信:初日、宮城楽、広島楽
・観劇公演:東京6/25マチネ、6/26マチネ
配信では気づかなかったところもあったから、本当に生観劇につきる。
まず、冒頭で船の上にお面の少女(亡き者の象徴とされる)と、「神送り」と歌う水心子
ここは多分、水心子の夢の中
「水心子!」という鶴丸からの呼びかけで目が覚める水心子。その後、刀剣男士が集まり神送りが始まる。
ここでの神送りは色々考察できるけど、
・心覚を踏まえた亡き者全員
・江水を踏まえた昔折れた刀
ここらへんが有力ではないかと思う。自信ないけど!
個人的には、色んな戦いで散っていったみんな、を意味しているような気もする。
最初はかなり静かに始まるけど、途中から風が吹き荒れ、海が荒れ始める。
同時に平将門が船に乗って登場。
※この時の将門公は、怨霊の姿。
ここ、雷が鳴り出して風が噴き出したときの刀剣男士たち、「!?!?」って反応してる。
多分、平将門がこの儀式(?)に参加するのは想定外。
「なぜ吹き荒む?」とか「静まれ海よ」とか歌ってるし多分想定外。
そのあと平将門が「恐るな」みたいなこと歌ってるので、荒らしに来たわけではなさそう。
蜻蛉切さんが「ならば共に〜(ビブラート)」と、だったら一緒に歌って踊って遊ぼうぞ!という感じで迎え入れているんじゃないかと。
……という考察を見つけて、インプットしてから生で観劇したら腑に落ちてしまったので、この考察を推します。
受け売りでごめんなさい。
配信だけではあんまり分からない部分とか、歌詞まで聞き取る余裕がなかったりとか、色々言い訳はできる。
で、ここからハレ!ハレ!日本晴れ!が始まる。
2018年の東西祭り対決がだいっっっっっっっすきなので、今年また見れるなんて…と本当に感激した。
変わった部分は、2018年の雪まつりが、今年はエイサー(琉球)になっていた。
個人的には、雪まつりだと一回クールダウンしてしまうからエイサーでそのまま熱量持って行けてよかったと思う。
一応順番。
祇園祭
ねぶた祭り
阿波踊り
エイサー
よさこい祭り
よさこいソーラン祭り
今度、各祭りについても調べてみたい。
ちなみに、ねぶた祭りとエイサーのときに鎧姿の将門公が登場。
華麗な刀捌きを見せつけて静かに去っていく。
たしかに、一緒に祭りを楽しんでいる感じがする。
エイサーのときの「あちらとこちらを掻き混ぜて」のときは刀剣男士たちを先にセンターステージへ行かせるような仕草も。
だけど、ねぶたのときもだけど、刀剣男士、将門公のこと見えてない……???
「一緒に遊ぼう〜」と言って、でも刀剣男士たち将門公のこと全然構わないじゃん???
見えてない???
※個人的に思ったことなので違ったら教えてください。
日本晴れが終わると、水心子とお面の少女、将門公が一緒に戯れ遊び始める。
楽しそう。3人とも本当に楽しそう。
だけど時間が来たのか(?)お面の少女と将門公はそれぞれ反対側に去っていく。
水心子はお面の少女について行く、というか、自然と導かれていくが、清麿に「祭りはまだ終わりじゃないよ!」と止められ、Free Styleが始まる。
水心子は異空へ移動できるのでは?という考察を見たんだけど、お面の少女と将門公と楽しそうに遊んでるシーン、よく分からない…。
おそらく、あちらとこちらが混ざり合ってる表現なんだと思う。
そして終盤の獣が終わって、6人の将門公怨霊と、将門公。
将門公は怨霊を全て飲み込んで、水心子にこう問う。
「貴様は、我をどう見た!怨霊か?神か?人間か?」
死んだ後に怨霊として祀られてしまった平将門の叫びなのかなとも思ったし、この台詞にいろんな思いが込められている気がすると思った。
「水面に映る姿は、怨霊と思わば怨霊、神と思わば神、人と思わば人なり。私もしかり。」
水心子はそう答える。
そう思えば怨霊にもなるし、神にもなる。
もちろん人にもなる。
水心子っぽい回答な気がする。
ちなみに、刀剣乱舞を全く知らない、歴史好きな非オタにらぶフェスを見てもらった時、
将門公が漢道を歌っていてCメロでぐっときたと言っていた。
「夢に敗れて涙を流す時 吹き抜けて行く風が僕に語りかける
泣いてもいい もう一歩踏み出せば 男はまた強くなれる
過去の自分超えるために戦うのさ もう迷わない!」
めちゃくちゃ将門公の生き様っぽくない?
言われて初めて気がついた。すごいマッチすると思う。
そして将門公は最後に、こう言い放って帰って行く。
「良い祭りだった!また、会おうぞ。」
あ〜〜将門公は、本丸の祭りに急遽参加して「良い祭り」だと思ってくれたんだなあ〜〜。
満足そうに帰って行く将門公見て、なんかよかったな〜と漠然と思った。
沼刀の感想
言うまでもない、肥前忠広、君だ。
実は元々原案キャラが実装されたときから好きなキャラクター。
あんな治安悪そうなのに、食べる専門なの可愛すぎる。
先にステで顕現した時は、櫻井圭登くんが演じていらっしゃったけど、想像通りの肥前くんを表現してくださって、とっても好きだった。
岡田以蔵との殺陣で最後に流す涙は、美しすぎて言葉にならず。
そしてミュの江水で発表されたときは、「え…まって…肥前くん、歌うの…?踊るの…?大丈夫…?」とまだ見てもないのに既に妄想内でダメだった。
私はミュージカルが大好きなので、歌とダンスがある方に導かれるのである。
いや〜〜〜〜〜ダメでしたね。
江水観劇してから肥前くんがダメで、そのままらぶフェスだったので、なおさらダメでした。
初日はライブ配信を見たけれど、肥前くんの「よっちょれよ!」でよさこいが始まった時は腰抜けるかと思った。
追い討ちをかけるかのように、約束の空でソロダンスやるし、お前が知ってる歌うし、なんなら断然君に恋してる!の選抜メンバーに選ばれてるだって!?!?!?
そんなことある?
で、mistakeで犯すし、獣で背中見せつけるし、無理だった。
しまいには、えおえおあで浦島くんに頭なでなでされるし、エタフレではペンライトで兼さんに遊ばれるし、大典太に追いかけられて必死で逃げるし、可愛いにも程がある。
肥前くん役の石川凌雅くん、キャラへのリスペクトがとっても素晴らしくて、見てて安心する、そして飽きずに見れば見るほど好きになる肥前くんでした。
肥前くんに狂った私の感想です。
※時系列
もちろん他の刀たちもとっっっっっても素敵でした!
もう全刀素敵でした!!
目が足りない!!
一振りずつ書いてたらキリないのでやめとく。
おわりに
「真剣乱舞祭」としては数年ぶりだったけど、やっぱり刀ミュいいなあ、刀ミュ好きだなあ、となった。
作品見るたびになってるけど。
歌と踊りを大事にし、本丸のみんなを大事にし、儚く散っていった昔の主たちをも大事にする。
そしてなにより、私たち今の主もとっても大事にしてくれる。
あんな温かく人情溢れる(刀だけど)本丸が私は大好き。
この先も刀ミュがずっと続いていきますよう。
願ってます。