その壁を超えてゆけ - DesignShip2019参加レポート
日本で活躍する、第一線のデザイナー達が登壇するDesignShip。
今年のテーマは ”越境” 。業種もキャリアも超えて、デザイナー達の物語やナレッジを交わし合う場。
デザイナー歴はかれこれ12年目に突入したものの、ここ最近は自身のキャリアに悩む事が多かった私。
今年春に拠点を東京から地元金沢に移し、仕事も生活環境も目まぐるしく変わっていく日々の中「そもそもデザイナーとは?私のやりたいことってなんだっけ??」と迷走することが多くなり、ひとりでマインドマップを引きまくってました。
ええい、ひとり悩んでても仕方ない。ここはひとつ第一線の刺激を入れよう!と、新幹線に飛び乗って参加してきました。
キーワードは”越境”
セッションはもちろんのこと、スタッフさんの衣装、フロアの空間、映像、展示、グラレコ…
会場では様々な形のデザインが集い、溶け合っていました。
グロービズさんの「デザイナーのための論理力向上ワークショップ」にも参加。
ビジネス要件に則った論理思考でアイデアを組み立て、言葉で発散していくグループワークでは、参加者の方々のいろんな視点に触れることができました。
心に残ったセッション3選
2日間様々な素晴らしいセッションが行われましたが、その中でもキャリア迷子な私が今回特に心に刺さったセッションを3つ選んでまとめてみました。
『イノベーションとデザイン』田久保 善彦 × 田川 欣哉
本当の上流からデザイナーとして関わって行くなら、ビジネスそのものをちゃんと理解しないとなあと思っていたので、私が進もうとしてる方向性は間違ってない!と背中を押してもらったセッションでした。
「クリエイティブしかやりたくない!って言った瞬間、ビジネスサイドからは外注扱いにされてしまう」という言葉に色々グサッと来ました。
いくらインハウスであったとしても、同じことなんですよね…
失敗こそクリエイション
「とりあえずやってみる」のは私のモットーなのですが、そのお陰で沼にはまることもしばしば…。
闇雲に失敗しないために、リスクを仮説立て→検証を繰り返すというのは真似して行こうと思います。
Vitals:デザインの生命線
締めにふさわしい内容。
デザイナーとして、人間として、改めて意識して行きたい7ヶ条を提示していただきました。
まとめ
第一線で活躍するデザイナーの考え方やストーリーに触れることができ、たくさんの視点をインプットすることができた2日間でした。
ビジネスについてはまだまだ勉強中ですが、角田さんのセッションで教わった「苦手なことほど観察して、自分なりの攻略方法を見つける」というTIPSをフル活用して、いろんな壁を越えて行こうと思います!
おまけ - マル㊙︎展で更にインプット
DesignShipの翌日、そのまま有給を取って ㊙展 めったに見られないデザイナー達の原画 にも行ってきました!
佐藤卓さん、鈴木康広さん、隈研吾さん、そして今回DesignShipにも登壇した原研哉さんなど、大好きなトップクリエイター達のメモやラフ案、思考ステップを覗き見することができました。本当類を見ない展示だと思います。
刺激受けっぱなしの、本当に濃い週末でした!
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