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経営者が新規事業を失敗させてしまう7つの罠について - 管理ゼロで成果はあがる
株式会社ソニックガーデンの創業者で代表取締役社長の倉貫義人さん。最近「管理ゼロで成果はあがる」という本も出版され話題となっています。
その倉貫義人さんが2016年に書いたブログは新規事業担当者や決裁をする役員などに絶対理解して欲しいもの。是非以下のブログを読んで欲しい。
経営者が新規事業を失敗させてしまう7つの罠
多くの企業が新規事業に取り組んでは失敗している。新規事業はそもそも難しく、企業の中で始める新規事業もスタートアップも成功するケースはわずかしかない。中でも既存事業をもった企業の中で新規事業を立ち上げるのは、非常に難しい。スタートアップに比べて恵まれた環境にあるにも関わらず、である。
私たちも大手システム会社の社内ベンチャーからスタートしたので事情はよくわかっているし、「納品のない受託開発」では新規事業に取り組むお客様の相談を多く受けてきた。本記事では、そうした経験から新規事業の当事者でなく、既存事業の経営側がやっていることで失敗させてしまっている点について考察した。
「経営者が新規事業を失敗させてしまう7つの罠」より
7つの罠!
罠1:たくさんの関係者を入れる
人が多くなると調整に時間もかかり良いことない。
新規事業に人は足りないくらいがちょうど良い。
人手が足りなければ知恵を出すし、自ずと優先順位にシビアになるのだ。
罠2:進捗の管理をしっかりとする
新規事業に進捗率は意味はない
ずーっとゼロの状態が続いて、どこかでいきなり1になる。
見せかけるの進捗などいらない。
罠3:結果よりも制約を重視させる
既存事業の制約に縛られる暇などない。
新規事業には前例や制度などの社内のルールを逸脱しても結果を出せば良いという姿勢が求められる。
そこまでしても成功するとは限らない。
罠4:既存事業と数字で比較をする
新規事業を始める前から3年で10億、100億の売上にできるような事業計画を立てろ!言われる事は多いと思うがナンセンス。
既存事業と横並びに評価しようとすると、新規事業などしない方が良いと考えるに決まっている。
罠5:新規事業の狙いが他にある
事業をする目的は、何かを解決するモノを生み出し、それにお金を出す人がいるから商売になる。それが続けられたら事業になる。
それ以外に何かあるのか?
罠6:ロジカルにリスクを排除する
損得勘定だけでロジカルに考えるなら、新しいことは無駄という結論になる。
リスクを極力排除した、社内で決裁の通りやすい事業アイデアで新規事業が成功するのだろうか?
罠7:事業ごとにチームを組み替える
新規事業はプロジェクト型が多い。そして新規事業はうまくいかないことの方が多い。新規事業の立ち上げの経験は貴重なので、継続させたチームの中でいくつも新規事業に取り組む方が良い。
管理ゼロで成果はあがる
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Photo by michael podger on Unsplash
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