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【雑備忘録】さいきん観た映画のひと口メモ(1925年〜2023年)
みなさんはどんな時に映画を観ますか?私は現実逃避をしたい時に映画を観ます。重苦しい内容、明るい内容関係なく世界観に浸る事がすべてを忘れさせてくれます。ということで、今年観た映画を、公開年順に雑に紹介します。
戦艦ポチョムキン(1925年・ロシア)
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モンタージュの生みの親であるエイゼンシュタイン監督の作品でウクライナ・オデッサの階段が撮影場所として使われている、という事以外は事前知識なしで見たらゴリゴリのプロレタリアート映画だった。ロシア映画。公権力の横暴には暴力で立ち向かう!的な意志を感じる
女は女である(1961年・フランス)
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夫婦の痴話喧嘩をひたすら見せられる。今だったら炎上しそうなタイトルだが、機嫌が悪い時の私はこんな感じで全てに突っかかるのであながち間違ってない気もする。劇中、ラジオから当時のFCバルセロナの試合中継が流れる。アンナ・カリーナはひたすら可愛い。
博士の異常な愛情(1964年・アメリカ)
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東西冷戦の時代、おそらく今と同じくらい「核の脅威」が身近だった時代のアメリカが舞台。アンジャッシュのすれ違いコントのような展開でサクッと観れる。泰緬鉄道で捕虜として働かされたイギリス人将校が出てきて、ああそうかこの頃は彼らはまだ現役か、と思うなど。
ラストエンペラー(1987年・アメリカ)
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今年3月28日に逝去された坂本龍一さんを偲び視聴。満洲国最後の皇帝、愛親覚羅溥儀の人生が、淡々と描かれていく。思想が偏るということもなく、とにかく淡々と。長尺の作品だけど長いとは思わなかった。中学時代から好きな婉容皇后と川島芳子も登場していたのが個人的には嬉しかった。満州アヘンスクワットって漫画も面白いから読んでね。
欲望の翼(1990年・香港)
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ウォン・カーウァイ監督の映像は接写が多い。オープンしたてのBunkamura ル・シネマのスクリーンで「(顔が)近いな〜」と思いながら観ていた。90年代らしい、刹那的な映画だった(舞台は1960年代)。岩井俊二監督のスワロウ・テイルが好きな人はこの映画も多分好き。登場人物の女の子がサッカー場でもぎりのバイトをしていた。
THE MOLE(2020年・デンマーク)
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北朝鮮を舞台にしたドキドキ・ワクワクスパイコメディ。劇中に出てくる射撃場のシーン、北の外交官の銃の構え方がガチというか、撃ち慣れてるな〜って感じだったのでご注目ください。どんな人たちが親北朝鮮派になるのかが簡潔に説明されていたが、これってありとあらゆる逆張り系組織に言えるよなあと。この映画を観ると「愛の不時着」が10倍楽しめます。
SNS -少女たちの10日間-(2020年・チェコ)
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原題は、「V siti(ネット上で)」。キャッチコピーは「a nevadi, ze mam 12?(12歳だけど大丈夫?)」SNSで未成年の少女たちを狙う大人たちの話。ありきたりな感想になるが、子どもを持つ親御さんは観た方が良い。
シルクロード.com(2021年・アメリカ)
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ダークウェブ上に存在した違法薬物・銃器などの販売サイト「シルクロード」創設者と、彼を追いかける警察官の攻防を描く。正義と悪はグラデーション、ノンフィクションならではの曖昧さが魅力。主人公・ウルブリヒトの服がダサくてびっくりしたが(ギークを表現したかった?)、話が面白いので段々気にならなくなった。
ナワリヌイ(2022年・アメリカ)
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ワグネルの創設者・プリコジン氏が亡くなったとの報を受けて視聴。ロシアの政治活動家、ナワリヌイ氏の暗殺未遂事件をめぐるドキュメンタリー。バイデン大統領が「(プリコジン氏の死に対して)驚かない」とコメントした理由がよく分かる映画。露骨に刺客を差し向けてきます。素顔のナワリヌイ氏は、お茶目な人でした。
ドリーム(2023年・韓国)
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私の心のオンニ(お姉さん)IUちゃんと、長身イケメンナイスガイ俳優パク・ソジュンによるサッカー映画。何も申し上げることはありません!重苦しい映画を観た後の中和剤としてご覧ください。