50代　最も大切にするのは自分自身だという事を忘れない

皆さんこんにちは。


今日は「50代　最も大切にするのは自分自身だという事を忘れない」というテーマで綴ってみたいと思います。




現在私は、

いつもと違う環境の中にいます。

それは自分にとって、新しいチャレンジで、決意が必要なことでした。



また、新たな出会いや初めての経験で刺激を受けています。



それは例えると、
短い旅行ではなく、

長旅のような感じです。




その中でいつもと違う景色、

違う食べ物、

違う人、

違う言葉、

違う常識などを通して、

それらすべてが、

自分のこれまでの常識は常識ではなかったという、




プチカルチャーショックからの、

大きな気づきとなっています。




そして環境が変わることで、

五感が研ぎ澄まされ、

体内の細胞が動き始めるのを感じ、


脳内情報もアップデートされています。



またその中の様々な経験を、

仲間とわかち合うことで、

改めて人生は一人では何もできないという事を、

感じています。

また活動することで、

今の自分の体力や能力を知り、

その中で何ができるかを俯瞰しやすくなっています。

更に今に集中することで、

過去の自分への執着がなくなっています。

環境を変えるとこれまで出会えなかった人に出会え、気づきを与えてくれる

そんな中で、

私はある外国人の若い女の子に出会いました。



彼女は貧しい国から日本にやってきたようです。



日本では各地を転々とし、

現在は、ホテルのベッドメーキングの仕事をしているとのことでした。

良く話を聴いてみると、

本人はその仕事を希望してはいないものの、

ビザの関係でなかなか難しい事情があるようでした。




そして異国の地で彼女は、

祖国の両親や兄弟に会いたいけど会えない、

一人ぼっちでいつも買い物に行っている、

お給料が来るのが遅い、

何で日本人は冷たいんだ、等



たたみかけるように次々に私に訴えかけてきました。



私は仕事柄、

彼女の話を一生懸命に「傾聴」していました。

ところがしばらく聴いている中で、

こんなことを感じ始めました。

（かつての私なら、今後の彼女の人生を憂い、これはなんとかしてあげなければと動こうとしたのだけど、今の私には聴いてあげることしかできない。
だって今回のこのチャレンジは、過去の自分を変えるためでもあったのだから。そして人のお世話をするよりも大切なのは、これから段々と老いてゆくだろう自分自身のお世話を自分できちんとする事だ。）

私がこれまで様々な人と関わって来た中で、

段々とわかって来たことは、

人の心配ごとを（無料で）何とかしてあげようなんて、

かなり一人よがりで思いあがっていたという事でした。

自分の問題と人の問題を一緒にしない

当然ながら彼女の問題は私の問題ではありません。

それをアラフィフになってようやく気付き始めた私。

それはこれまで、

子育てや介護など、

自分を放って人のお世話をすることが当たり前になっていたからでしょう。

しかし、それは家族や仕事であったから、

やっとなんとかできていたのです。

ところが実際は、

家族であっても仕事であっても、

本当に人のお世話ほど大変で骨の折れるなことはないのです。

だからこそ自分のお世話を自分できちんとするという事は、

とても大切な事であるのです。

子育てや介護などをメインに生きてきた人は、救済者思考になっていないか問いてみて

この、他者の心配ごとを自分の事のように捉えて、

救ってあげようとする思考は、



「救済者思考」と言って、


実は他者に対する依存心の表れだったりします。



誰かを救済することで

自分が救われたいと思っているのです。

そして実際は、

誰かの人生を

自分が肩代わりできるなんてことはありません。


もちろん、相手の話を聴いて共感することは大切だと思います。

でも今の自分にできるのはそこまでです。

自分には他者を「直接」救う力はないのです。

そしてアラフィフになった自分は、

人の事よりも先に、

自分自身の心身に責任を持つことを

最優先しなければならないのです。

異国の地で、

頑張っている彼女に何とかしてあげたい気持ちに、

後ろ髪をひかれ、

自分でも自分を冷たい人間かな、と思いましたが、


それは私の問題ではない事をもう一度頭に叩き込み、

私は私のチャレンジに集中し、


今は自分を大切にすることだけを考えようと

心を新たにしました。




今回、

「自分を大切にすること」

「自分を喜ばせてあげること」



そうして自分がハッピーな気持ちで生きること、




本当はそれこそが、

実は周囲の人のためになっていくと、

きちんと理解できた事はとてつもなく大きな学びだったと感じます。

そしてまだまだ若い彼女を心の中で応援しています。


出会ってくれてありがとう。

このお話が皆さんのお役に少しでも立てたら、嬉しく思います。

それでは皆さんの一日が素晴らしい一日でありますように🍀


※このお話は1年ほど前の出来事になります。