造形活動に影響する心理的メカニズム -武蔵美通信 心理学 課題1-
提出した原稿が見つからなかった。
代わりに以下の構成途中と思われる教科書の内容を寄せ集めたメモが見つかった。
誰かの参考になるかもしれないので載せておきます。
心理学はやる気が出ず、以下のような調子で教科書の記載文を抜き出し、それを繋げ合わせただけのボロボロのレポートを出したと記憶していますが、評価はSだったので、採点は緩いと思います。
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世界の見え方は種によって違いがあり、それぞれの種が、自分たちに必要な情報を強調して世界を見ていると言われている。我々人間が知覚できるのも、古来からの進化の過程で人間が生存するために必要であった限られた範囲の情報だけである。我々はその限られた範囲の情報を駆使して造形活動を行なっているわけだ。
人は、光全体から見ればきわめて小さな周波数の違いを敏感にかんじとったり、一定の空間周波数の情報に鋭敏であったりする。人が区別を強調して知覚している情報は色や空間周波数意外にもいろいろあり、その一つが輪郭である。
人の目は輪郭を強調する性質をもっていて、これはものの形状を把握するために重要な情報であるためだと考えられる。 これらの強調は、側抑制という仕組みによって網膜のレベルでなされているといわれている。シュブルール錯視
環境への適応は進化の過程だけでなく、各個体の発達の中でも行われる。特に哺乳類の知覚は、生まれた時には非常に未熟な状態で、育っていく環境の中で経験を積むことで徐々に獲得されていく。人は生まれてから、環境に適応するように知覚を発達させているため、知覚に関わる神経回路が形成される時期以降には知覚の環境への適応が困難である。
加えて、空間を動き回る動物は、自らの身体の動きに応じた周辺環境の知覚の変化をもとに知覚をチューニングする。
このことは能動的な動きが視覚の確立に大きな影響を与える可能性を示唆している。
人の目は、単なる集まりの中から図となるものを見出し、それ以外をその図の背景の地とみなすことでモノを見ている。これを「図と地の分化」と呼ぶ。
加えて、人は特定の光の組み合わせを見た時過去の経験や知識に基づいて図を見出し、さらに特定の光の組み合わせの変化を見た時に過去の経験や知識に基づいてそこに三次元空間上の動きを見る。
複数の候補がある場合には無意識に各瞬間に最もありうると思われる一つの仮説を選び、それ以外の見え方を排除する傾向があり、結果として時間と共に見え方が切り替わることがある
人はひかりの情報らずを見出し、解釈すると同時に、足りない情報を、知識や経験によって補完している。
さらには実際より強調されることもある。
人は、網膜に映る像の変化にかかわらず、の変化を他の環境の変化に帰属し、対象が特定の性質を維持していると推定して知覚する。これを「知覚の恒常性」と呼ぶ。
たとえば、凹んだお面を提示されても凸型に見ようとしてしまったり
以上からわかるように、人間の知覚システムは外界を安定的に捉えることに焦点化されて作られている。
オプティカルフロー
人間は動かないものを無視し、変化を検出するため複数の細胞の反応の相対的なバランスで知覚を形成している。p43
ブーバキキ効果からわかるように、人は無意識的に個人、人種の壁を超えて同じような印象を抱くこともある
p63
サバンナ仮説
進化の過程で形成された遺伝的な認知特性によってさまざまなものに対する嗜好性が説明できる
角張ったものより丸みのあるものを選ぶ
文化を超えて人類の祖先にとっては丸みを帯びたものはなんらかの生存的価値を持っていた?
p.74 適応方略としての美
何かを美しいと想うのは本来生存的な価値を持っていたものが満たされる時p81
ヘドニック流暢性モデル
周りのものを探索して働きかけ痕跡を残すと言う造形とも通じる行為を人は赤ちゃんの頃から行なっていた
多くの人にとって、絵を描くことは主なコミュニケーション の方法ではない。そのため、口に出さないよう気をつけている自分の内面が、絵に表出されてしまうことがある。他方、その理由として、「これは絵に書いただけで本心ではない」という言い訳の余地があることも挙げられるだろう。
イメージがなんらかの生存的価値と結びついている
分化的象徴による影響
見当たらなかったが完成原稿は2023年に提出/評価S