2020年センター世界史B 問題分析
今年のセンター世界史Bについて、各設問ごとに1行ずつ解説を試みました。まず、センター試験の問題を解き、自己採点をしたら、各設問と1行解説を照らし合わせて知識の整理をしましょう。次に、用語集や教科書の巻末の索引を使って、知らなかった重要事項を確認しよう。そして、もう一度センターの問題を眺めてみてください。出題の意図が見えてくるはずです。一見、難問に思えた設問も、ウェストファリア条約、ユトレヒト条約、ウィーン議定書といった重要な国際条約の内容を理解しているだけで解答が浮かびあがってきます。東西交流の文化史の知識が頻繁に解答根拠となっているのも、世界史という科目の存在意義を考えたとき、教育上の配慮を感じさせます。センター試験の出題としては最後となる2020年センター世界史Bの本試験も良問ぞろいでした。センターの復習をきちんとした後で、志望校の赤本に取り組みましょう。
第1問
問1 ① 1929年のラテラノ条約でヴァチカン市国は独立した
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