THE BACK HORNが好きだ。自分にとってその感情は「好き」という言葉では足りないくらいで、敢えて陳腐な表現を使うなら「彼らの音楽に救われた」と言って差し支えないだろう。かれこれ十年以上使い続け、殆ど自身のペルソナと化しつつあるこの「エロ司」というHNも、元を辿ればVo.山田将司の名前から拝借したものであるし、所謂邦楽ロックと呼ばれるジャンルの中で、明確に箱単位で好きだと言えるバンドはバックホーンだけだ。俺にとってはナンバーガールもエルレガーデンもミッシェルもブランキ
そんなことを桑田佳祐は「SEA SIDE WOMAN BLUES」で唄っていたけれど、いよいよ自分には「恋」というものがわからなくなってきた。誰かのことを「好き」と思う感情は自分にもあるし、一緒にいて楽しい人とか、顔がタイプな人とか、体つきが好みな人というのもしっかりいる。そしてそれらをある程度言語化することもできる。しかし、これらを向ける対象に抱くものが「恋愛感情」なのかというと、自分にはどうしても疑問符がつく。なぜなら今までの経験の中でこれらの要素が自分の抱える孤独を根
ワンピースが好きだ。「ワンピースが嫌いそう」というパブリックイメージを逆手に取り、「こう見えてワンピースが好きです」的なギャップを演じていると見せかけて実は本当に好きなのだ。小学生の頃、誕生日に単行本を1〜10巻まで買って貰ったことに始まり、今は無き地元の東映劇場へ「デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム」と同時上映だった「劇場版 ONE PIECE」を観に行った時には、最初は渋々の同伴だった父が思わず「面白いな」とこぼしている姿を見て、子供心ながらに「どうだ、ワンピ