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枯れてました。

昨年3月に同人誌制作に関する記事をアップしてから、色々と体と心に不調を抱え、ずるずるとここまでやってきました。
イベントには何回か出ていて、6月と10月にも参加しました。年3回イベントに出られて、新刊もそれぞれで出すことができたので凄まじい執念だなと自分でも感じます。

さて、特別何があったというわけではないのですが、昨年3月末ごろから徐々に仕事に行きたくない気持ちがどんどん自分の中で大きくなり、ライブや舞台を観劇に行っても集中できない、楽しくない、音がデカ過ぎてしんどい、会場に行くまでに体力を使い果たす、といったような身体症状が出始めました。結構いい席に座れたのに2幕始まりで泊まってたホテルに帰っちゃった……ということもありました。(客降りがある舞台だったのと、推しの動線だったのに……)
これまではマチソワ公演に入っても全く問題なし、その後ご飯にいこう!ということもできたのですが……。「何かがおかしい」と感じ始めました。
2月末にでっかい仕事がひと段落し、気力体力など全てを注ぎ込んでいたため、一種の燃え尽き症候群だったのではないかと自分では感じているのですが、実際どうなんだろう。なんとも言えないところです。
20代も後半に差し掛かり、いよいよ体力の低下が来たか、とも思い、ジム通いも始めたものの、2ヶ月くらいでギブアップ。最初のひと月目は頑張って行けていたのですが。
元々運動が苦手なのもあって、強者揃いの月額ジムで、生まれたての子鹿のような動きを何度も続けることが苦痛だったのかもしれません。実際、家でやった方が気が楽だし……。

そんなこんなで夏。毎日の仕事がとてつもなく疲れて、6時過ぎにはデスクでぐったり気絶、ということも増えました。早く帰りたくても困っている顔をしている人を見ると放っておけず、ずるずると残業、ということも。
家に帰っても何もできず、時々ものすごい悲しみに襲われて風呂に浸かりながら泣く、出勤途中の車内でも泣く、ということを繰り返していました。
かつて職場内で、こころの不調で休んでしまった人のことを聞いたことがありました。車で職場に来たあと、そこから降りられなくなってしまった。職場に入れなくなってしまった。などなど。「自分はそんなふうになっていないから大丈夫」と、ずっと言い聞かせて職場にとぼとぼ向かう日々。
騙し騙し仕事をしていて、友人にもLINEで口をひらけば愚痴をこぼしてばかり。今もその癖がなかなか治りませんが、当時は相当なものだったと思います。友人にずっと重荷を背負わせて、苦しめていました。
その友人はいつも病院に行ってほしい、と私に声をかけてくれていました。
自分で勝手に「そこまでではない」と決めつけて、何度もその声かけを無視していました。(友人に対して、本当にいつも申し訳ないという気持ちでいっぱい)
しかし、遂に自分でもおかしい、と本格的に自認するに至り、オンラインでのメンタルクリニックを受診しました。精神科や心療内科の対面でのクリニックは、初診の際に紹介状が必要だということで、なかなか予約が取れなかったという問題があります。ここはまあ、スキップするとして。寝られませんでした。いろいろ考えてしまって。
8月下旬に医師とのビデオ通話による受診を決意しました。9月末頃まで、3〜4回ほど受診しました。
この時はとにかく仕事を休みたい、楽になりたい、という一心でした。診断書を書いてもらって、すこしでいいから仕事を休む、と考えていました。
「とりあえず診断名が分かればいい」とこちらから申し出て、休職期間の指定がないものを受け取りました。診断名は「適応障害」。
「え?適応障害?!そんなにひどいのか、私の症状は?!」とびっくりしました。そして、「ネットの受診だし、そこまで信憑性はないだろう」と思いこみ(最悪)上司に診断書を提出します。
しかし、その後も働き続けました。診断書を提出したものの、すぐ休みたいという意思表示をこちらがしなかったからだと思います。
オンラインで処方された薬を飲みましたが、良くなった感じが全くしない。
診察した医師からは、「オンラインでは強い薬が処方できない」と言われました。
友人からは、「頼むから仕事を休んでほしい」とメッセージが来ていました。
この辺りから、初診の予約が取れる、対面でのクリニックの予約を考え始めます。紆余曲折あり、対面でのクリニックの予約が取れました。(オンラインのクリニックを受診時に対面でのクリニックの紹介状を書いてもらっていました)

「このクリニックでも休めと言われたら、自分は休んでもいいかもしれない」という意味不明な判断基準をくっつけ、クリニックに赴きました。
今考えると「なんだこれ」という感じ。よりたくさんの人による「休んでもいいよ」の太鼓判が欲しかったのかなあと思います。

クリニックで一通りこれまでの状態を話し、涙が止まりませんでした。
『ひと月休みましょうか』
とぽつりと言われ、「抑うつ状態」の診断書を受け取りました。
「うつ病なのか自分は」とまた衝撃を受けて、家に帰りました。
翌日、職場に診断書を提出、休養期間に入ります。
「休むのってこんなに簡単だったのか」と驚きました。

今まで休むことに対してめちゃくちゃ罪悪感を抱いてました。
なんでだろうと考えてみると、職場で当日欠席の社員がいると、その仕事をするために別の社員がその人の分まで仕事をしている、という姿をずっと見てきました。朝礼で慌ただしくデスク周りを走っている人をたくさん見ました。
自分にその番が回ってきたこともあります。そのせいか、休むとみんなに迷惑をかけてしまう、と感じ続けました。遅刻は2、3回したことはありましたが、ほとんど休むことはしませんでした。有休も取りきれず繰り越しを続けた結果、2年前?の有休は消滅。

さてこれからどうしようかとネットでいろいろ検索。
どうやって生きていくか?と模索中です。
次の記事で休養中のあれそれを書いてみようと思います。傷病手当のこととか。


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およ蔵
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