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嗚呼、おおらかでいたい〜保育園のミニコンサート〜

こんにちは、自閉スペクトラム障(ASD)の
息子メメを育てる母のむらさきと申します。


先日、息子の保育園で今年度最後の行事がありました。その名もミニコンサート

年少以上のクラスの行事で、このイベントは初めて参加するものでした。
コロナ禍ということで実施をしたものを保護者に配信するという形式の演奏会です。

わたしは未熟な人間なのでまだこの後に及んでも、息子が集団の中でその場にもいられないような場面を目の当たりにすることにいちいちショックを受けるので、オンライン配信ってありがたいな、と。
(どんな風でも楽しめちゃう強メンタルな母になりたい…)

内容は一曲をみんなで歌いながらカスタネットや鈴を持って音楽に合わせて鳴らす、というもの。
みんなが園服(私服の上に着る上着のみ)を着て横一列に並んでいました。息子は私服のまま、列の端に加配の先生と共にいてなんとか最後まで画面に収まっていました。(これだけで満点ですよね

最初にみんなが「(曲名)〜を演奏します!」と声を合わせて行ってから曲スタート。もちろん息子は終始無言でそこにいるのもやっとですが、曲に合わせてカスタネットを鳴らせている部分が結構ありました。
そして最後“ジャーン×3に合わせて、気を付け・礼・挨拶をして終了。ここはもちろん棒立ち&無言。

何度か再生していく中で、わたしの感想も変化していきました。(落ち込みの軟化というか)

初見は、やっぱりショックが先にきてしまいました。園服を着る、そこに並んで立つという基本的なことができない(というか嫌)ということに「あぁまだそこのレベルなんだ…」と思い知らされたというか。言葉にし難い気持ちで見終えました。

ちょっと期待していた自分がいて、それには遠かったからショックを受けました。でも、音楽に合わせて鳴らすことができていたところ(多くはなかったけど)は単純に嬉しかったところでした。

それでも2度3度と見るうちに、1年前の今頃に2歳児クラスであったオンライン配信の出しもの(イベント名忘れました)を思い起こして比較することで、息子の成長を感じるところはちゃんとありました


その場に留まり、一応の参加が出来ている。
(状況を理解している)

音楽に合わせて楽器を鳴らして、楽しめている。
(音楽を楽しむことができている)

夫の感想は「ずっとそこにいただけでもすごいんじゃない?」というものでした。

こういう時、夫の目線を偉いなぁと思います。
最初から息子の過去と今の息子を比較して、わたしのように周りに囚われない。羨ましい。

1年前の出し物ではみんながちょっとした劇をやっていたのですが(今思うとあれを2歳児クラスでやるってハイレベル)あれはひどかった。

普段の担任でもないわたしもよく知らない(当時は加配は付いていなかった)先生に羽交締めにされ、ずっと逃げ出したくて怒って泣いているだけの映像でした

その時、園の対応に不信感が芽生えていたので色々思うことが膨らみました。
普段接することのない人に羽交締めにされたらどの子どもだって怒って嫌がるでしょう。だったらいっそ不参加でも良かったし、対応に困っていたならなんで相談してくれなかったんだろう。
他の保護者さんたちもあれをどう思ったんだろうと気になりました。(交流がないので聞くこともできないままでしたが)

おっと園の不満を書くと止まらなくなりそうなのでそれはまた別の機会に…

1年前の劇と比べれば成長を感じるし、数ヶ月前の運動会や生活発表会があんな感じだったのでそんなすぐにできるわけないじゃんって事ですよね。

あーおおらかでいたい。

でもまあこういうイベント時に、転園を決めて良かったと思います。似た状況になることはあっても、これ以上に嫌な思いをすることはきっとないと思っています。
子ども園で教育的なプログラムに力を入れているので、そこにはめ込まれて窮屈な思いをしている現状を変えてあげられるだけでも少しは本人の自尊心も傷付かなくて済むだろうと。

転園までいよいよあと1ヶ月。

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