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hjbar2009
『今夜、すべてのバーで』を読んで
随分むかしの子供の頃読んだ本だったが、大人になり自分の依存を知り再読してみた。
あの頃は本当に他人事として、一つの病気として闘病記みたいな感覚で読んだが、大人になってみたら最早私が主人公の物語に変わっていた。勿論、私はアル中でもドラッグ中毒でもないが、そうとしか表現出来ない読後感だった。
依存は誰にでも起こり得る。それが何の依存かでその人の人生は変わるのかもしれないが、所詮は依存。
私はラブホテルのベッドからベッドの間を生き抜いている。その分ベッドの上の私は別人でエゴイスティックで激しい女。
そうする事でしか、自分らしさを感じない。寂しい女だと思う。
闘病記だったものが、いつしか泣ける私の自伝に変わっていた。
これでやめられたら苦労はしていない。やめようとすると禁断症状が出るのでそれが怖くて小出しに続ける弱さしか私にはない。
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