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上下巻になった時に

ハードカバーの書籍が文庫本になった時に上下巻の2冊になり、上巻を読み終えた時に「上巻の情報量多すぎやしないか?既に物語の75%くらい終わってないか?」と心配になり、同じくらいの分量で下巻がもう一冊あるが、耐え得る内容か?なんて思いながら、その勢いで下巻を読む事になる。

こんな風に読者が勝手に先行きを心配する本は、結果的に結構面白い事が多い。(私調べ)

私の年齢的に、いくら映画化した本が好きとは言え『かがみの孤城』は無理あるだろ?とあらすじの不登校の文字の辺りで、私はその母親世代に当たるが果たして不登校とか大丈夫か?と思って読まず嫌いしていたが、結局読んでみた。

しっかり面白かった。

こんな事ならば、ハードカバーで出た時に買って良かったのではないか?と後になって思った。

これが数年前の出来事なんだが、上下巻になった文庫の上巻を読み終えた時の感想にそれから今までの間に狂いはない。

私は文庫の上下巻が結構好きである。

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メメントモリ
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