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決算資料で進捗を示す「VISION2030」とは?|メンバーズのIR note
本業を通して社会課題解決を行うことを、14年前の倒産危機で決意した経緯からお話しします。
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こんにちは。株式会社メンバーズです。
前回記事では、当社はミッション『”MEMBERSHIP”で、心豊かな社会を創る』を掲げ、事業を通じて、企業や商品・サービスの在り方を「社会をより良くするもの」へと転換し、心豊かな社会の実現を目指していることをお伝えしました。
当社は、そのミッションを実現するために、2020年5月に、2030年までに目指す姿・戦略・目標数値などを具体的に定めた「VISION2030」を発表しており、決算資料を通じてVISION2030の進捗状況を示しています。
今回の記事では、皆さまにもぜひ知っていただきたい「VISION 2030」についてご紹介します。
・この記事は約3分で読めます・
特にこんな方へオススメ
・メンバーズの決算資料を読む株主・投資家の皆さま
・メンバーズの「VISION2030」について関心のある皆さま
・その他、今後のメンバーズの動向などに関心のある皆さま
VISION2020で地固めしてきたものを大きく開花させる「VISION2030」
・倒産寸前だったメンバーズ
当社は、2008年前後に、売上2割減、2期連続赤字、離職率25%、株価低迷、上場廃止基準抵触と倒産の危機にありました。どこよりも優れたサービスがひとつもないことを反省し、世界一になりたい領域ではなく、世界一になれる可能性のある『運用』の領域に集中することにしました。
そして、その担い手である社員の幸せを本質的に追求すること、加えて、従来の考えでは相容れない経済活動と社会貢献の同時実現をすべく、本業を通して社会課題解決を行うことを、どん底からの背水の陣で決意しました。
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・VISION2020とVISION2030
VISION2020(2014年~2020年)
『ネットビジネスパートナーとして、企業と人々のエンゲージメントを最も多く創出する』
2014年5月には、VISION2020を策定し、さまざまな取り組みを通じて成果を創出し、2020年までの間にミッション・ビジョンをベースにした経営を確立することができました。
当社が現在目指す「VISION2030」は、この「VISION2020」で地固めしてきたものを大きく開花させる10年であると位置付けています。
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(=地固めしてきたもの)
VISION2030とは何なのか
VISION 2030は、10ヶ月かけて社員全員で我々がありたい未来を議論し、策定しました。
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各戦略や指標については次回以降の記事でご紹介しますが、ステートメントとしての特徴は3つ挙げられます。
特徴1.重点的に取り組む社会課題を具体的に定めた
ミッション『“MEMBERSHIP”で心豊かな社会を創る』を実現させるべく、当社は2030年までに、社会課題の中でも、特に以下2つの課題に対して、重点的に取り組むことを決めました。
地球温暖化および気候変動による環境変化
人口減少による年金医療制度破綻・地方衰退による自治体の消滅/財政破綻
世界が急速に変化していく中、社会にはさまざまな課題が噴出しており、企業や消費者の関心や行動にも変化が表れ始めています。
より当社のミッション・ビジョン・価値観への共感・参加を促し、『地球と社会を持続可能なもの』へと転換させていくために、当社が立ち向かう重点課題を具体的に定めました。
これらの社会課題は、当社だけで解決できるものではありません。そのため、自社での1万人の採用・育成に加えて、学生や同業他社、お客さま企業を含めた日本中のあらゆる人々に対し、当社のノウハウやナレッジ、教育プログラム等を提供し、『ソーシャルクリエイター(※)』10万人を育成・輩出することを目標としています。
※ソーシャルクリエイター
デザイン思考を持ち、ビジネスの推進や制度設計を通じて社会課題の解決を図ろうとするクリエイター(職人)志向性の高い人を指しています。
特徴2.事業を世界一のデジタルビジネス運用へと昇華させる
前回記事では、「運用」の仕事について下記のようにご紹介しました。
急速に変化する世の中のニーズやトレンドを捉え、継続的なWebサイトやアプリなどの更新、効果検証、記事作成等を通じて、デジタルビジネスをより良いコンテンツへと磨き、ビジネス成果向上に貢献する仕事。
当社はVISION 2030策定以前まで、事業の目指す姿を『世界一のWebマーケティング運用』としていました。しかし、当社が「運用」と呼ぶ領域は、企画フェーズだけでなく実行まで当事者意識を持って担うサービス、特にデータを用いて仮説検証型で成果向上を担うサービスが求められ、今やWebサイトだけのものではありません。
マーケティングオートメーションやIoT、事業開発支援など、企業のデジタルビジネス領域全般に運用サービスのニーズが広がりつつあることを鑑み、VISION 2030では事業の目指す姿を『世界一のデジタルビジネス運用』としました。
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特徴3.事業を通じて社会課題を解決するにあたり、道しるべとなる目標を定めた
当社は事業を通じて社会課題を解決していくために、道しるべとなる目標として「VISION2030」を定め、戦略の方向性や生み出した価値を測定する目標値を具体的に表明しました。
2022年3月期通期決算説明資料に『VISION2030実現に向けた戦略』の全体像をまとめ掲載しています。決算資料に記載する全ての『業績と主要指標』は、その戦略の進捗を示すものとなります。
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各戦略の詳細なKPIや成長ストーリーは決算資料をご覧ください
各戦略の詳細は今後の記事でご紹介しますが、ミッションの実現のためにビジョンがあり、ビジョンの実現のために事業戦略があり、サービス戦略があり、営業戦略があり、人材戦略があるという一連のストーリーとして組み立てられています。
編集後記:メンバーズに関心のある皆さまへ
最後までお読みいただきありがとうございました。
今回は、当社に関心のある皆さまに決算資料を確認いただくうえで重要な観点となる「VISION 2030」について概略をお伝えしてきました。戦略等詳細については、今後のnote記事で発信してまいります。
今回の記事のほか、当社のことを知っていただく入り口となる記事は『メンバーズを知る』マガジンにも揃えております。ぜひ併せてご覧ください!
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これからも、Members IR noteをどうぞよろしくお願いします。
(担当:井上)