モンスター級革命~燃料電池~
人は車が好きです 自動車は私達を好きな場所へ 好きな時間に連れて行ってくれます
事実 我々が世界中の市場調査をすると 人は自動車を所有することに普遍的な憧れを 抱いているのが判ります 世界中で 7億5,000万人が車を所有しています 驚くほど多いです
でも知ってますか これが人口のたった12%にすぎないということを 我々はこう問うべきでしょう 世界はこれだけの数の自動車を持続できるのか? そして 次の10年 15年 20年の予測を見れば 世界の駐車場はおよそ11億台の車両用に増大するでしょう それらを端から端まで並べて駐車して 地球のまわりを包んだら 地球を125周するでしょう
自動車技術は過去100年で大きく躍進しました 車の排出物は飛躍的に減り より安全で 効率的で 100年前より かなり身近になりました しかし 事実は変わりません 自動車の基本的なDNAは ほぼ昔のままです もし我々が100年前ではなく 現代 自動車に伴う問題や 存在する技術を理解した上で 自動車を再発明したら どうするでしょう
01:45
手に入れやすい価格が望ましく 燃料電池は期待できそうです 可動部品を10分の1にして 内燃機関は燃料電池推進システムを使って 排出物は水のみ 電子制御とソフトウェアでは ムーアの法則を利用して 車につながりを追求し 我々は 電気化学エンジン 周辺の再開発に着手しました 燃料電池 水素をエネルギー担体としてつくったのが 「オートノミー」です 「オートノミー」は我々の方向性を示しました 我々は 燃料電池推進システムの主要な構成部品を全て具体化し 「ハイワイヤー」を実現しました
皆さんの心に 疑問が浮かぶでしょう 水素はいったいどこから得るつもりか? そして次の質問は この種の車が市場に出るのはいつか? まず水素ですが 水素の良いところは 様々な異なる燃料から得られるところです 化石燃料からでも 再生可能エネルギーを含む どんな発電手段からでも 得ることができます バイオ燃料からも得られます まったく素晴らしいです ここでの構想は 各地元のコミュニティが それぞれ独自の方法で 水素を作ることです 今日 世界で多くの水素が生産されています 皮肉にも ガソリンから硫黄を 取り除く際に生産されています 水素は肥料産業で生産されます 化学製造工業で生産されます 水素が作られるのは 業務上で使い道があるからです これが意味するのは 我々は水素の作り方 効果的生産法 安全な取り扱い方を知っているということです
我々は各都市の どこに スタンドを設置するか分析しました 米国の各100大都市で 半径3km内に スタンドを置くように設定し 高速道路では40kmごとに設置すると 全部でおよそ12,000のスタンドが必要です それぞれに100万ドルかかると 合計およそ120億ドルです これは大金です でも今日 アラスカのパイプラインを建設すれば この金額はアラスカパイプラインの半分です でも 我々が本当に実現したいのは家庭での燃料補給です パソコンや携帯を充電するように ですから 水素の将来性には非常に期待を抱いています 問題は出来るかどうかではなく 何時やるかです
目標としたのは (我々はその目的に向って大きく躍進しています) 推進システムの開発です 水素と燃料電池を基盤にして 設計も 確証もされ 内燃エンジンと互角に張り合え -- (内燃エンジンは廃れさせる方針です) しかも手ごろな値段で 技量 パフォーマンス 耐久性を備えた推進システムです それが我々が2010年に向けて行っていることです 開発作業においては それが不可能と言う 兆候は まだ何も見当たりません 未来はイベント駆動型になると思います 予測できないので 沢山の時間を費やして 未来を作ろうとしています
私は車やトラックが90%の時間空回りの状態にあるという 事実に大変興味を惹かれます そこら中に駐車されていて たいてい利用者の30m以内です もし 自動車の発電機能を 米国の配電網と比べると 自動車の電力の4%が米国の配電網と 等しいことがわかりました これは莫大な発電機能です 動く発電機能です そして水素や燃料電池は車やトラックが 駐車されている時間に配電網へと発電するという 機会を我々にもたらします
前に集団ネットワークについて語りました そして究極の集団性の話においては すべてのプロセッサーや車を 遊休時にコンピューター機能の グローバル網の一部とします この前提は大変刺激的です そうすると 自動車は 必需品ではなく 電気器具となります 輸送形式であるとともに 情報やコンピューター コミュニケーションの機動力 移動プラットフォーム といった電気器具になります
そして 重要なのは 手ごろな値段にすること 刺激的にすること 利益が出る方法でやること これは非常に大きな進展です
彼らは本気です 我々は すでに10億ドル以上これに費やしました これだけの金額を投資しているのですから 我々が真剣だと思っていただきたいです 二番目は 基本的な事業案だからです 正直言って ビジネス成長の機会があるからです これらの問題を解決しない限り 事業の拡大は出来ないでしょう 問題が解決しなければ 自動車産業の成長は 持続的な問題によって妨げられます そして戦略のシンプルな信条は: 「他人がする前に自分でせよ」 我々がこの将来的な可能性を想像できるということは 他の人にもできます 我々は それ最初に作りたいのです
最後までお読みいただきありがとうございました