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”ちりつも”な時間浪費を減らす!freee API × slack botによるワンクリック勤怠打刻
こんにちは!プロジェクトマネージャーの原田です。
突然ですが、読者の皆さんには「ルーティン」は存在しますか?
ルーティンには、主に「モーニングルーティン」、「ナイトルーティン」の2種類があり、代表例としては
モーニングルーティン
散歩やランニングをする
水やコーヒーなどの決まった飲料を飲む
シャワーを浴びる
ナイトルーティン
音楽を聴く
就寝前にストレッチをする
温かい飲み物を飲む
などが挙げられるのではないでしょうか。
また、特定の作業を一定の頻度で繰り返し行うことを「ルーティーンワーク」と呼んで区別されます。
ルーティンワークには、個人としての日常生活にメリハリがつくというメリットがあり、特にビジネスシーンでは、効率的なタスク管理やミスの再発防止、作業や成果の見える化など、さまざまなメリットがあります。
しかし、ルーティン化したことで、満足してしまっていることはないでしょうか?ビジネスシーンにおいては、ルーティンワークの効率化は組織全体の生産性の向上に直結するケースが多いです。
本記事では、ルーティンワークの代表例である勤怠打刻について、弊社で自作したワンクリック勤怠打刻アプリ「melpy(メルピィ)」をご紹介し、業務効率化に対する弊社の考えをお伝えできればと思います。
毎日鳴くよmelpy
なんでmelpy?
タイトルからお察しの方もいらっしゃると思いますが、弊社では人事労務管理にはfreeeを、コミュニケーションツールにはslackを利用しております。
両サービスともに、非常にユーザビリティの高いサービスで、生産性の向上に大きく寄与してもらっているのですが、我々はもう一歩踏み込んで、freeeの人事労務API(Application Programming Interface)とslack botを活用し、勤怠打刻をslackで完結するようにしています。
このfreee APIと連携した勤怠管理slack botのことを「melpy(メルピィ)」と呼んでいます。
melpyは、稼働日の毎朝7時にslackの勤怠チャンネルで"鳴いて"くれます。
![](https://assets.st-note.com/img/1711209375640-421DG3xmCM.png?width=1200)
「夜明けのコーラスのように毎朝定時にピィと鳴く」 + 「株式会社melty」で melpyです!!!
ここからはもう少し挙動を説明します。
melpyのルーティンワーク ver 1.0.0
前述の通り、melpyは稼働日の毎朝7時にslackの勤怠チャンネルでメッセージを送ります。このメッセージに対し、出勤のスタンプを押すだけで出勤打刻、退勤スタンプを押すだけで退勤打刻が完了します。
![](https://assets.st-note.com/img/1711261728841-XiCWsb9CtJ.png?width=1200)
打刻の結果はslack AppのmelpyとのDMにて、各個人に通達されます。
![](https://assets.st-note.com/img/1711261978516-jQ5yGkrI4u.png?width=1200)
さらには、この勤怠チャンネルは、従業員全員が参加しているチャンネルなので、melpyのメッセージへのスタンプを見れば、誰が出勤中なのかが、ひと目でわかります。
![](https://assets.st-note.com/img/1711262335948-m0D31GnVt6.png?width=1200)
ここまでが現在のmelpyのルーティンワークです。
melpyのお陰で我々の勤怠打刻はワンクリックで完了します。
より詳細なフローは、記事の最後に掲載していますので、興味があれば御覧ください!
(ver 1.0.0としているようにmelpyは随時パワーアップ中です!)
初めてのアプリケーションとしての価値
実は、melpyは弊社で初めて作ったアプリケーションになっています。
何故最優先で開発したのかと言うと、ずばり、「ちりつも」だからです。
具体的に見てみます。
freeeの通常の使い方をし、勤務開始の打刻を行う場合は以下のようなフローをたどります。
ブラウザを起動
freeeのログイン画面を開く
ログインの認証情報を入力
ログインをクリック
ホーム画面の「出勤」ボタンをクリック
さらに弊社ではセキュリティの観点から2要素認証を利用しておりますので、「4.ログインをクリック」と、「5.ホーム画面の「出勤」ボタンをクリック」の間に、認証アプリケーションよる確認コードの入力が入り、どれだけ早くやっても合計で20秒はかかってしまいます。
しかし、これがmelpyを利用すると
slackを起動
slackのkintaiチャンネルを開く
melpyにスタンプを押下
となり、合計10秒もあれば十分完了できるようになっています。さらに、業務開始と同時にslackは開くので、わざわざ打刻のために別のアプリケーションを起動する必要がなく、実質、数秒以内のスタンプを押すだけの「ワンクリック」な作業となります。
つまり、1回の打刻で、20秒分がカットされるので、毎日2回、年間200日勤務すると、
20秒 × 2回 × 200日 = 8000秒 ≒ 2時間13分
これだけの「ちりつも」な時間浪費を年間で削減できています。
このように、売上に直結するものではないかもしれませんが、これだけの時間給分を従業員数分削減できると考えれば、このmelpyのアプリケーションとしての価値はあると、ご理解いただけたのではないでしょうか。
まとめ
勤怠打刻は、(多くの方にとってもそうだと思いますが)弊社の社員のルーティンワークとなっています。弊社では、このようにルーティンワークの構築だけで満足せず、もっと効率化できないか、”ちりつも”な時間浪費を減らせないかを、常に意識し、生産性を向上させる取り組みを絶えず行っています。
melpyの改善案の一例を示しておくと、
事前に上がっている休暇申請を受けて、今日お休みの人を教えてくれる
各種休暇申請処理をslackから行える
などを考えています。
皆さんのルーティンワーク改善談も是非教えてもらえると嬉しいです!
ご閲覧ありがとうございました!
おまけ
![](https://assets.st-note.com/img/1711262520148-EmRn5GRwBj.png?width=1200)
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