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真面目な優等生ほどマルチ商法にハマりやすい④

マルチ商法で儲かる方法、儲からない理由なんてものは調べればいくらでも出てくるので改めて説明するつもりはない。

私がやらない理由を述べる。
商売というのはそもそも「消費者がモノを買う、メーカーがモノを買ってもらう」
ここには必ずそのモノが欲しいから買う、欲しいと思っている人に買ってもらう
という需要と供給が存在する。

モノを売るためには欲しいと思う人を探さなければならない。
マルチ商法は少しこの仕組みとは違う。まず、売るものを多くの人に欲しいと思わせないといけない。

例えば、品質は世界一のコップを売りたいとしても、品質が世界一のコップが欲しいと思う人でないと買ってもらえない。
では品質が世界一のコップを欲しい人なんて世の中に何人いるのだろうか。
そのような消費者を探しているだけでは利益が出ないので次のターゲットは何でもいいからコップが欲しい人になる。しかし、これだけコップが溢れた世の中で、コップなら何でもいいと思う人に品質が世界一です!というコップを果たして売ることはできるだろうか。

そうなると、マルチ商法で買ってもらう為には買ってもらえる人ではなく買わせられる人を探さなければならない。
断り方が苦手な人や言われたことが全てと考えてしまう人は格好の的なのだ。

多くの企業が営業というポジションを用意し、福利厚生を完備し、給料を払い、教育をし、そこまで金をかけてもモノを売るということに試行錯誤をしている世の中で、歩合制でしかも副業でモノを売らせようとしているマルチ商法という方式は、本当に時間対効果は熱中するほど優れているのだろうか。

私は効率が悪いと思い、やらない選択をしている。
何回も言っているがやりたい人はやればいいと思っているし
実際にマルチ商法で稼げている人は稼げる。
ただ、マルチ商法こそ儲かるビジネス!と意気揚々とするレベルの賢さだと厳しいだろうな…

この話のオチ
マルチ商法に洗脳された人間を解くには全力でやらせる
例えるなら子供の頃、親に死ぬほど宿題やれ、勉強しろと頭が痛くなるほど言われ勉強が嫌いになっただろう
マルチ商法も同じでもうやりたくないと思わせるぐらい義務的にやらせるといい、ノルマを課して、できないなら煽るといい
自然とやりたくなくなってくる。

遠回りに見えて近道な方法かもしれない。

4話に渡る記事でしたが最後まで読んでいただき心より感謝申し上げます。







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