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画と小話

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新聞各社には一面コラムと呼ばれる特別な囲み欄があります。 2,3分で読める500字前後の短文に日々の世相を反映させ、 時には落語の「お後がよろしいようで」とウイットで退くような …
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2022年6月の記事一覧

ロダンの慧眼

六人の男どもを差し出せ。 さすればカレーの街の兵糧攻めを解いてやると 英国王・エドワード3…

宮嵜道男
2年前

遠望のマンション

小学校の国語の教科書の一ページを不思議にも今でも思い出す。 山の絵があって、あの山の向こ…

宮嵜道男
2年前

楽器と性格

夏の終わりの涼やかな夕暮れに散歩して、 小さな商店街に差し掛かった。 コーヒー豆を買おうと…

宮嵜道男
2年前
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春の如く

It might as well as be spring 春の如く   柳の枝が風にザワザワとせわしなく揺れるように …

宮嵜道男
2年前

おでこの絆創膏

おそらく、記憶というものは 片時も外すことなく刻々と保存していて 光景や臭いや音などで呼び…

宮嵜道男
2年前
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強運の宗谷

その船はソ連からの受注で建造された、その名もボロチャエベツ。 「ボロチャエフの友」という…

宮嵜道男
2年前

青い玉コロ

漆黒の宇宙空間にぽっかりと浮かぶ青い玉コロ 限りない時間と空間 何処にも支えのない頼りない存在 ただ放り投げられた小石の如く 朝がきて昼になり夜が暮れ行く 青い玉コロの一回転 日毎繰り返される些事の数々 果たして生きることにどんな意味が あるのだろうか 人の歓びも悲しみも悔いも願いも 一切意に介さず 玉コロは回転しながら彼方に飛んで行く カビの生えたミカンをゴミ箱に捨てる手を止めて カビに目を近づけて眺めてみる このカビたちも何を思って生きているのだろうか