愛媛旅行
友だちと愛媛に行ってきた。広島側からしまなみ海道を通って愛媛に属する島には行ったことがあったけど、四国本島への上陸は初めて。
松山空港に飛んで、道後温泉に宿を取って、2泊3日の車無し旅行。東洋のマチュピチュと呼ばれたい別子銅山のある新居浜付近に行こうと思っていたのに、土砂崩れで道が2023年4月まで塞がっていて行けなかったのは残念だった。今治とかも行けなくはなかったんだけど、行ってもあんまり何もなさそうで見送り。
だからこそいつもアクティブな旅程を組むわたしたちが珍しくゆったりとした旅行をして、温泉旅行を実感できた。旅館をちょっと良いところを取っていたから部屋で温泉まんじゅうとか日本酒とか楽しんでた。
行った場所
松山城
旅行でお城に行ったのは久しぶり。思ったより山の上にあって、ロープウェーは使ったのに本丸の一番上まで登るのに疲れちゃった。二の丸三の丸の跡地を松山市内に確認できて城下町を実感した。
道後温泉本館
日本の公衆浴場として初めて国の重要文化財に指定されながら、現役の公衆浴場として営業を続けているところ。
道後温泉はここ本館以外にも椿の湯と飛鳥乃湯泉(道後温泉別館)も合わせて推したいみたい👇だけど、自分的には道後温泉に行ったら絶対に本館に行きたかった。
いまは営業しながら、20億円かけて6年間を要する保存修理工事の真っ最中で、シートに覆われてるから普段通りの外観ではないし、通常の入口でもお風呂でもなかった。トップの写真が今使っている入口。
でも人数の少ないお風呂に入ることが出来たし、普段使わない入口から入れたし、リフォーム仕立てのきれいなお風呂に入れて、レアな感じに満足してる。覆っているシートは大竹伸朗さんの絵をプリントしていてシロサギも見応えがある。
3000年の歴史ともいわれる温泉街の中にある道後温泉のシンボルで、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン※で最高位の三つ星も獲得しているらしい。
※ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンは日本を訪れる外国人観光客向けガイドブック📖
入場は整理券で管理されてるんだけどちゃんと調べていなくて、土曜の夜に行ったら配布が終わっていて入れなかった。後から調べたら30分ごと各20人の整理券配布らしくて、観光客も多かったからすぐに配布は終わっていたんだろうな。椿の湯の整理券と本館よりも遅いけど配布終了していたらしい。
次の日の日曜日の朝6:30ごろに行ったら8時の回の整理券を貰えて無事に入浴できた。霊(たま)の湯というお風呂に入った。重要文化財のリフォームってどうなるのだろうと思ったけど、一部の素材とか造りはそのままで、タイルとかを全体的に新しくしたみたい。
仮の入口は坂の途中にあるから2階部分に出て、番頭さん?にお金を払うと係の人が男湯または女湯に案内をしてくれる。お風呂は1階にあって、お湯ごとに降りる階段が違う。階段の上で、ごゆっくりとお風呂に送り出されたのが新鮮だった。
歴史を感じる階段を下るともう脱衣所。シャンプーとか石けんとかは備え付けがなくて、朝風呂の時間だったからか皆軽く洗って入る感じだった。熱めのお湯だし、ひとつしか湯船がないから長風呂をする感じじゃなかったけど、湯船の中央からお湯が出ているのが珍しかったし、砥部焼という焼き方で焼かれたタイルの絵もきれいだった。いいお湯だったなあ。
旅館が近いし浴衣で行ったんだけど、いろんな宿からそれぞれの浴衣でみんなが集まり、多くの人が湯籠という竹編みのかごを持っているのが面白かったし風情があった。
下灘駅
海に近くて有名な、景色のきれいな駅。松山駅からは電車で40分くらい。電車は座れないわけではないけどそれなりに観光客が乗っていて、その観光客の大半が下灘駅で降りたのが印象的。
駅は電車と共に写真を撮りたい観光客で混んでいたけど、みんな写真を撮りたいという目的が一緒だから、譲り合うし並ぶし秩序があった。これまでに行った中では1番海に近い駅で素敵だったな。
菜の花畑
下灘駅から北に15分くらい歩いたところにある菜の花畑。管理はされているのかもしれないけど、入場料とかが発生するわけではない道路脇の斜面に咲いていた。菜の花がたくさん咲いてるの初めてみたし、どこまでも続いていて綺麗だった。周りでは水仙も咲いてて、梅が咲き始めで、東京より季節が早そうだった。
泊まった場所:大和屋本店
道後温泉本館の真隣に構える慶応4年(明治元年)創業の老舗旅館。道後温泉は様々宿がある温泉街だけど、道後温泉本館とかの温泉施設があるからたまに温泉がついていない宿があったりする。絶対に宿で温泉に入りたくて、温泉がある宿の中で選んだ。ここは温泉がある宿の中でも露天風呂と能舞台が特徴的。
露天風呂は東屋風のひさしに覆われていて、男湯は檜、女湯は一枚岩をくりぬいた自然石が湯舟になっているのが気になった。朝と夜のお風呂の場所が逆になるからどちらも入ったけど、どちらも素敵だったな。朝も夜も入ったし長湯しちゃった。
能舞台は今後立つことがないだろう場所で、宿泊客は立ち入り自由だから泊まったら絶対行こうと思っていたのに、行ったら自分たち以外いなかった。お面とか和傘とか小道具の用意があって自由に使って写真撮影ができた。舞台横で本物の火が燃えていて本格的だった。なんで能舞台があるのかは分からなかったけど良い時間だった。
ごはん
松山鯛めし:秋嘉(あき)
愛媛にある2種類の鯛めしの内の1つ目、松山鯛めし。焼いた鯛を昆布だしでふっくら炊き込んだ鯛めしで、わたしが鯛めしと聞いてイメージしていたのはこっちだった。
松山城近くにある鯛めし屋さんで、名前を書いてから1時間くらい待ったかな。待ちそうな気配があったから、待っている間にお土産物の買い物とかしてた。
けっこう待ったけど、待った甲斐のある美味しさだった!鯛のお出汁がしっかり出ている炊き込みご飯的な鯛めしで、最後はお茶漬けにして食べる。薬味がたくさんあって、途中で味変できるからいくらでも食べれてしまうけど、シンプルな鯛めしだけでもずっと食べていられそう。お茶漬けは久しぶりだったし、鯛のお茶漬けなんて初めてだったけど、贅沢なお茶漬けだった。
宇和島鯛めし
鯛めし2つ目。宇和島市を中心にした南予地方の鯛めしで、生卵入りのタレに漬けた鯛のお刺身を、タレごと温かいごはんに掛けて食べる。なんとなく頼んだだけで、お刺身に鯛が含まれているのも頼むときに知ったし、全く鯛めしだとは思っていなかった。
鯛めしと言われてこれが出てきたらちょっと驚いちゃうけど、美味しかった。
みかんジュース
いろんなみかんの種類がある果物屋さんに併設しているジューススタンドで、たまみ、という名前のみかんのジュースを飲んだ。聞いたことないみかんの種類がいっぱいあって、どれがいいかなんて全然わからなかったけど、たまみジュース美味しかったな。甘いのに酸味もしっかりしていた🍊。
みかんアイス
道後温泉の温泉街の入口付近にある、みかんとか柑橘専門店のアイス。ドライみかんとか瓶入りのみかんジュースとかお土産物も様々置いていたけど、奥にカフェというかテイクアウトをイートインできるスペースみたいな場所があって、みかんのアイスを食べた。
みかんxきなことかトマトとかヨーグルトとか、味の想像がつかない組み合わせのアイスがたくさんあった。写真はアイスのダブルで、みかんx黒ごまと温州が写ってるのかな。みかんx黒ごまも、みかんx白あんも美味しかったけど、不思議な組み合わせ過ぎてそれぞれの味を感じてしまって別でもいいかも笑。まだまだいろいろあったから、また機会があったら行きたいな。お土産物も美味しそうだったし、ロゴ含めてデザインがシンプルでお洒落で良かった🍊!
串揚げ:串仙
大街道駅近くの串揚げ屋さん。めちゃくちゃ美味しかったし、行って本当によかった!!串揚げをちゃんと食べたのは初めてかもしれない。カウンターで1本ずつ揚げてくれるお店で、東京だったら随分とお値段がしそうなお店だった。早々とお店に目をつけていたのに予約するのが遅くなっちゃったから20時過ぎくらいの時間になっちゃったけど、他にお客さんがそんなに多いわけではなかった。
何が出てくるのが書いていないお任せのコースを頼んだけど、下の写真の「本日の串」のベビーコーンから鯵までのコースだった。
衣がびっくりするくらい薄くて軽いのに、才巻海老とかサーロインとか、そもそもあんまり食べたことがないものを食べられて幸せな時間だったなあ。近くにあったら本当に通っちゃう。
番外編:食べ逃したもの
鍋焼きうどん:アサヒ
日曜の13:30くらいに行ったら売り切れだったのだった。銀皿ごと焼くうどんが有名みたいで、鍋焼きうどんにすごい好きなわけじゃないけど、今度行ったら食べたいな。
おわり。