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とんちゃん?けいちゃん?

とっても美味しいと思うけど、複雑な気持ちを。

美濃名物、とんちゃん焼のお店でランチを頂きました。
昭和21年創業の老舗ホルモン鉄板店。
「ニュー柳屋食堂」さん

ランチ営業時間終了の14時半にぎりぎり滑り込み、行列の最後に間に合いました。

レトロ看板

年季の入ったガラス戸を開けると、煙もくもくだけど、丁寧に掃除されている清潔な店内へ。

「とんちゃんにしますか?けいちゃんにしますか?」
ぱぱっと手慣れたお兄さんがやってきて。

「とんちゃんは豚、けいちゃんは鶏って感じですよね?」
念のため聞く私。

並んでいる間、テイクアウトの地元のお客さん達が次々と「とんちゃんください」ってオーダーしているのを見て、ここは人気の「とんちゃんか?」と心を決めていたので、迷わず「とんちゃん」に決定!

お兄さんは銀のボウルに入ったとんちゃんを目の前の熱々の鉄板で豪快に焼き始めました。

まずはお肉から

うわ!煙もくもくだけど、すごい!この獣っぽい臭いは!
ホルモンだ!

軽快にお肉と野菜を炒めると、すぐさまプレス。
華麗な手捌きに見とれているうちに、あっという間の出来事。

続いてお野菜プレスタイム

白いご飯にお漬物、赤味噌汁が運ばれきて、お腹はもう準備万端です。

もう一度お兄さんがやってきました。
プレスを外し、再度チャキチャキ炒めて。
「どうぞ~~」

待ってました~!
熱々のお肉とお野菜を頬張りながら、白いご飯が合います。

美味しい、美味しい、と頬張りながら。
ちょっと罪悪感みたいな気持ちになってしまった。

なぜだろう。
とんちゃん、とかけいちゃん、とか可愛い言い方をしてるんだけど。
それが逆に、豚と鶏をイメージしちゃったのかな。

豚肉、鶏肉、と漢字でインプットされるイメージは生き物を離れて、加工されたもの、という刷り込みが出来ていて、普段あまり気になることはないのかもしれない。

とんちゃん焼と言えば豚ホルモン焼として、
名古屋グルメとしても有名とのこと。

罪悪感あるなら食べなければいい、と動物愛護の方からお叱りを受けそうですが、お肉は大好きなので。。

たまに、偽善者みたいな、あ、、可哀そうだな、、という気持ちが湧いてくる時もあるのです。

友人が誘ってくれている、山形県村山市にある「ひつじや」さん。

山の中にある100%自家飼育のひつじを提供してくれる、予約が取れない大人気店だそうです。

きっと美味しいのでしょう!行ってみたい気持ちと、むくっとたまに出る慈悲の心が出てきて。

とりあえず今は予約いっぱいであって欲しいと願っています。

いや、でも、これからも美味しいお肉を大切に育ててくれている皆様に感謝の気持ちは忘れず、グルメ紀行続けていきたいと思います。

タイトルのイラスト。
猫が魚の勉強をしてる、っていうのがなんだか矛盾していて、共感したので使用させていただきました。

今日も最後までお読み頂き有難うございました。

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